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#173 適量

2021年は「原稿は1日1本まで」というペース配分を定め、1月1日からきっちりそれを守ってみた。実際にそうやってみると、これが想像以上に快適で、その気になれば午前中にパソコンから離れられる日もしばしば。ストレスはほぼなく、心穏やかに過ごせ、頭の中は大体クリアだった。

本はたくさん読めたし、スコルパのTY125アドベンチャーでトライアルごっこを楽しめたし、子どもの頃大好きだったバナナクリームロールを求めて岡山まで出向いて大人買いしたり。なかなか充実した日々だったと思う。

もっとも、仕事をあまりしないで余暇にふけっていると、必然的に稼ぎが減るわけで、これまた実際にそうなった。2022年に入り、はてどうしたものか、と思っているところにいろいろと声を掛けて頂き、今はむしろちょっと溺れ気味。処理し切れそうになく、いくつかの媒体と個人にはごめんなさいをしてしまい、これはこれではてどうしたものか。いろいろとスピードは落ちてるんだよね、確実に。

先日、ライター仲間のひとりから電話があり、「そういえば、伊丹っちってなんで紙媒体の仕事やめたんだっけ?」と聞かれたものの、はてなんでだっけ。今となっては思い出せず。

ともかく、50歳を越えてなお、仕事の適量が分からず、来年は去年と今年の中間くらいを攻められればいいのだけれど、何事もなければ娘が大学生かなにかになっているはずで、だとするともう少し現状維持に努めなきゃいけないのかも。

そんな娘さん。この週末はペットショップに出掛けていき、爬虫類や小動物の餌として売られているコオロギを大量に手にして帰ってきた。なにかの実験らしく、はたしてJKのやることなのかどうかは知らないけれど、マイペースでなにより。

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