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#483 ホットハッチ
想像するだに恐ろしい。
もしホットハッチの一群が存在しなかったら、僕ら30年代生まれのモータリングライフはどれほど無味乾燥なものだっただろうかと。
昨年夏に発売された『CG NEO CLASSIC』vol.04の巻頭コラムにて、加藤哲也編集長は、こう書き出しています。昭和40年代生まれにとっても、まったくその通りで、20代の頃はプジョー・205GTI、シトロエン・AX、日産・マーチと乗り継ぎながら、格安3ドア車生活を満喫。良きにつけ悪しきにつけ、いずれにも印象深い思い出があります。
205GTI以外は、自分で勝手にホットハッチ認定したものですが、AXにはVitaloniっぽいミラーが付いていたし、マーチにはANSAのステッカーを貼っていたので、それでよし。足でブンブン、手でガチャガチャできれば、なんでもよかったのです。
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さて、それから30年ほどが過ぎた今、近々登場するというトヨタの進化版GRヤリスにちょっと心が躍っています。モデルチェンジ前はそれほど興味なかったのに、コクピットの意匠変更だけで胸きゅん。しかもATでも楽しそう……というか、むしろ積極的にそちらを選んでもいいかな、と思える作り込みに期待してよさそうです。
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クルマでサーキットを走る行為にはあんまり興味を持てなかったのに、これはいっちょ試してみたい。その気になれるスイッチがどこにあるのかは、自分でもよくわからないものですね。
あの頃乗っていた自称ホットハッチは、壊したり、壊れたり、壊れそうだったりでなかなか思い切って踏めませんでした。取り戻したいノスタルジックをGRヤリスに見ているのかもしれません。
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