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#413 星の描き方

先日、知り合いと星型エンジンの爆発順序の話になり、ノートの切れっ端に何気なく五芒星の形を描いた。

これ、普通はみんなひと筆で描くと思うのだけど、どこからスタートします? 僕は❹から始め、❶→❸→❺→❷ときて、❹に戻る。それがスタンダードだと思っていたものの、その知人は「変な描き方~」という。「へ?」と思って聞いてみると、❺が起点で、その次は❷なのだとか。うそーん。

おもしろかったので検索してみると、ちゃんとしたデータではないものの、たしかに❺→❷が主流派で、その次が❶→❹らしい。いや、百歩ゆずって❶スタートなら、せめて次に目指すは❸じゃないの?

超少数派ながら、❶と❹の途中(オレンジ色のところ)とか、❺と❸の途中というアクロバティックなひともいて、驚愕。洋式トイレで用を足す時の格好に、びっくりするほど多彩な様式があるように、五芒星の描き方も色々らしい。

ちなみに、星型エンジンの爆発順序は、それがどこ始まりでも、何気筒でもシリンダーひとつ飛ばしで点火していく。ゆえに、気筒数は原則奇数になる。14気筒や18気筒なんてもあるけれど、それは7気筒×2、9気筒×2のようにエンジンを連結していたりするタイプです。

星をひと筆で描く時、五芒星じゃありきたりなので、七芒星にするとちょっと格好いいかもしれない。七芒星のひと筆描きには、シリンダーひとつ飛ばしで描くパターンと、ふたつ飛ばしで描くパターンがある。スリムでシャープなのは、ふたつ飛ばし。組織のエンブレム感が漂うのは、ひとつ飛ばし。

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