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#356 Porsche 356

noteの記事は今回で356回目。それで思い出したんですけど、その昔、『ポルシェ356クラブ・オブ・ジャパン』というオーナーズクラブの運営に携わっていたことがあります。

356ってのは、911登場以前のポルシェを支えた主力スポーツカーで、1948年に発表。日本はもとより、世界中に愛好家がいます。

なんでそんなクラブに関わっていたかというと、勤めていた出版社の社長が「356B カレラ・アバルトGTL」というスペシャルな一台のオーナーであり、クラブのメンバーだったから。出版社という性質上、クラブの会報誌を作ったり、イベントを企画したりすることが容易だったため、それをお前がやれってことになり、業務のひとつとしてこなしていたというわけです。

このクラブ、いいひと達ばかりで気取ったところがまるでなく、今でもメンバーの幾人かとはやり取りが続いています。

中でも豪放磊落というか、声のでかい愉快なおっさんが、クラブの現会長・鈴木利行さんです。2018年には自身でレストアした356プリA(1953年製)に乗ってユーラシア大陸を横断し、ポルシェ本社と、その創業地であるグミュント(オーストリア)をひとりで巡るアタオカなロードトリップを達成。その模様はあちこちのメディアで取り上げられたため、どこかで目にされたひともいらっしゃるのではないでしょうか。

大仕事を成し遂げておとなしくしているのかと思いきや、1年ほど前にはこんなメールが届きました。

こんな私でも会長になって丸7年、我らが356クラブも5年後に50周年。50周年を記念して又ドイツ本社へ、今度は往復しようと思ってますし、7年後はポルシェの80周年。前回行った時、80周年にも来るか?と大勢のギャラリーの前で問われた私は「勿論!」と答えてしまったので、嘘つき日本人にならない為にも、少なくとも後2回はユーラシア大陸横断をする予定です。 バイクで伴走する?^_^。

いや、伴走なんてしねーし。少なくとも2回ってなんやねん。なにはともあれ、元気なおっさん……というか、じじいが周りにたくさんいるおかげで、楽しゅうございます。


タイトル写真(クラブサポーターのHPより拝借)は、勤めていた出版社の社長が乗ってたカレラ・アバルト。社長のガレージにはフェラーリもたくさんあったけれど、このクルマが一番かわいかったし、お尻がセクシー。音は凄まじく凶暴だったものの、たま~にエンジン掛けたり、ガソリン入れに行ったりできるのがなにより楽しみでした。

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