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#190 ですます

原稿を書く時の文体は、大体書き手に一任される。「ですます」でもいいし、「だ・である」でもかまわない。ちょっと変化をつけたい時や、リズム的にしっくりくる場合は、これらを混在させることもありますだ。(←これはちょっと誤用)

まれにメディア側の方針で指定を受けることもあり、たとえば『バイクのニュース』(メディア・ヴァーグ)なんかは、「ですます」で書いてほしいとオーダーされる。いや、されます。

ここんちは基本的にヤング層をメインにしていて、「だ・である」より「ですます」の方が文体が柔らかくなるからだと思う。いや、思いますです。

がしかし。これがまぁ何年やっても苦手でして。優しく書くことと、子どもっぽく書くことの境目がよく分からなくなり、結果的にいつもアホっぽい文章になりがち。だからというわけではないのですが、かれこれもう5ヶ月ほどご無沙汰しておりまして候。

とはいえ、歴史をちょっとさかのぼれば、「ですます」の方が柔らかいなんてことはまったくなく、もとはこれ兵隊言葉なり。そう、「~であります」というのがそれ。柔らかいどころか、むしろ超絶カチンコチンにお堅い言い回しでごんす。

これを見境なく使うと、ケロロ軍曹かよ、みたいな雰囲気が色濃く漂ってしまうのだけど、ケロロ軍曹は兵隊さんだから別にええか、ええのんか。

いつまで経っても、文体って難しいんだYO!



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