#390 ダカールラリー2023終了
2022年12月31日のプロローグから、2023年1月15日のフィニッシュに至る全16日間、計14ステージに渡るダカールラリー2023が終了しました。
それにしても、2輪部門は最後の最後の最後まで熾烈でしたね。最終第14ステージのスタート時点で、トップのトビー・プライス選手(KTM/オーストラリア)と2位ケビン・ベナビデス選手(KTM/アルゼンチン)の差はわずか12秒。距離136kmのスプリントステージにおいて、そのアドバンテージを守れるか、逆転できるか、という状況だったわけですが、ベナビデス選手がプライス選手を55秒上回ってゴール。全ステージ合わせて43秒の僅差で、自身2度目の総合優勝を手にしました。タイム計測の区間距離は4300km、時間にしてざっと44時間半を争った上で、たったの43秒差。実に素晴らしく、見ごたえのある戦いでした。出場された全選手、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
最終日って、そこそこきれいな格好でゴールするイメージでしたが、多くの選手がバイクもウェアも泥っ泥。かなりのマディだったようですね……。
さて、中国の新勢力コーヴェ(KOVE RALLY TEAM)の面々はといえば、Sunier Sunier選手(89号車)が総合46位、Deng Liansong選手(85号車)が総合67位、Fang Mingji選手(81号車)が総合77位と、見事全員が初のマシンで、初のダカールを完走。これはなかなか凄いことだと思います。トップライダーの加入やタイヤの開発次第で(現在はCSTタイヤ)、次戦以降はさらなる躍進が見込めるのではないでしょうか。
日本でのインポーターが早くも決まった模様。今後の展開が楽しみです。
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