見出し画像

#135 〆切とは無縁の場のはずが

noteに書き始めたのは、締め切りにドキドキすることなく、自由にのんびり表現できる場を持っておこうと思ったからです。仕事に対する最大のモチベーションは、編集者から「○月✕日の△時までによろしく」と指定されるからに他ならず、とはいえそればっかりのアウトプットもどうなのよ、と。なので、ジャンルにもテーマにも文体にもとらわれないここで、テキトーなことをテキトーに書き残しておこうと考えたのがきっかけです。

ところがですね。自分で決めた「毎日、なにかしら足跡を残す」という最低限のルールが、結果的に締め切り以外のなにものでもないことに、割と最近気づいてしまい、「あれれ~? おかしいぞ~」ってなってます。ま、苦痛でもストレスでもないからいいのだけど。

写真は、本日届いたその名も『〆切本』(左右社)。かつての文豪から村上春樹、吉本ばななに至るまで、様々な作家の締め切りにまつわる話が収められています。

まだ手に取っただけですが、表紙を見開いたところに「用もないのに、ふと気が付くと便所の中へ這入っている」と記してあり、これを読んだだけで、「わかるわぁ、それ」ってなってます。トイレって、用もないのに用を足せる逃げ場所なんだなぁ、と実感。誰の言葉なんだろ。読了が楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?