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#091 とりあえず病院じゃない?

ドラマや映画やアニメでは、しばしば死体が横たわっているシーンが描かれる。高所からの転落だったり、背中にナイフが刺さっていたり、波打ち際で倒れていたり。

しばらくすると周囲にブルーシートが張られ、鑑識が現場検証を始め、刑事が「背後から一突きか」「辺りの聞き込みから頼む」なんて展開になるわけだけど。

あれがいつも不思議で、どういう状況だったら被害者を病院に搬送せず、そのままにしておこうっていう判断になるんだろう。たとえば首が切断されていたり、白骨化が進んでいる状態なら、そりゃそうかもしれない。

でも、もし大量出血していても蘇生の可能性はあるわけで、だったらなにはともあれ救急車を呼んで病院ではないか。なのに、頸動脈に手を当てたくらいで「死んでる」と判断し、写真を撮ったり、爪の間からなにか採取したり。

これはもう絶対に絶命状態だし、現場保存すべしってのは、一体誰がなにを決め手にしているのか。

現実はどうなんだろう。


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