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#129 Hit and Run

昨日の野球話で、あぁそういえば……と思ったことがひとつ。
 
「ヒットエンドラン」ってありますよね。正確にどういうやり口なのかは分かっていないのだけれど、打者と走者が示し合わせて、打撃と走塁を同時に行うことだと思う。たぶん。
 
それはさておき、なぜ「エンド」なのかってこと。これはいわゆる「and」のカタカナ表記なのでしょうが、「アンド」じゃなくて「エンド」と記し、発音もしっかり「エ」。「ギブアンドテイク」、「ユーアンドミー」、「敏いとうとハッピーアンドブルー」は全部くっきりはっきり「ア」なのに。
 
ちなみに、「敏いとうアンドハッピーブルー」と言っちゃうひとがいるけれど、それは間違い。このグループには「と」と「アンド」というふたつの「&」要素が重複して入っているところがポイントなのだが、テストに出たりしないので忘れて結構。10年に1度くらいの確率で行くカラオケでは、大体彼らの『よせばいいのに』を歌うため、その場に偶然居合わせ、なおかつここを読んだひとだけ、「あぁ、あの時書いていたやつか」と思い出してくれれば結構なんだけど、思い出さなくても結構。
 
で、なんだっけ。あ、そうそう。なにゆえ「ヒットエンドラン」だけ、微妙にネイティブっぽい感じに寄せるのかって話さ。「ヒットアンドラン」だとダサくて、「ヒテンラン」までいくと分からないという判断を一体誰がしたのか。
 
尤もこれにいちゃもんをつける気はさらさらなく、実際の発音に日本語の表記を近づけるのは悪くないと思っている。#105のサイトウ問題を蒸し返すと、サイトウさんを町で見かけた時に「サイトウさーん」と発音して呼びかけるひとはまずいない。ほぼ例外なく「サイトーさーん」のはずだ。「ゴトーさん」とか「イトーさん」とか「サトーさん」もそう。書類にフリガナを書く時は、「ウ」じゃなくて「ー」と長音にした方が現実に即していていいのでは。
 
そんなことを考えながら、ホイットニー・ヒューストンの『I Will Always L
ove You』を聴いています。「エンダァァァァァァァァァイヤァァァァァァイ……♪」

https://www.youtube.com/watch?v=3JWTaaS7LdU

 
 


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