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ラストノート 〜 200週連続noteを書き終えて、感じていること 【200/200】

目標を達成することはできなかった。

率直にそう思うと同時に、この200週の間に、僕は自分の考え方とか物事の認識の仕方が大きく変わっていった、とも感じています。

このnoteを立ち上げた元々の目的は「日比谷野音のステージに立つ」を実現するために、目標を宣言して、自分を追い込んで前に進む推進力を上げることでした。

始まりは2019年の正月。

前年に弾き語りでの6ヶ月連続のマンスリーワンマンを終え、「野音ズ」というサポートバンドメンバーを迎え、ライブ表現の幅を広げ始めた年。

LIVE YELLを立ち上げ、社会的養護関連の支援活動と音楽活動の融合が本格的を始めた年。

NEWTOWN2019に出演し、ゆかりのあるパルテノン多摩の野外ステージにも立った。

調布の「てつみち」で児童養護施設支援の野外イベントを開催した。

若者たちの居場所支援事業とのコラボで、「昼下がりの弾き語り」を毎月開催した。



2020年。コロナの世界がやってきました。

世の中が大きく変わって、僕の活動も大きく変わりました。

会社の仕事がリモートに変わり、NPOの提供サービスをオンライン型に切り替え、音楽活動はライブを行うことが本当に難しくなりました。

音源制作に力を入れるようになったり、たまに弾き語り配信をしてみたり、緊急事態宣言に右往左往しながら厳戒態勢でライブをやったり。

お世話になっているライブハウスの窮状を見ながら、自分にできることはないか、ずっと考えていました。

少しずつ世界がコロナ禍に順応していく中で、僕もその時その時にできることを考え、判断し、やってきたように思います。

自己開示も増えて、好きなものを好きだと素直に表現し、しんどい時はしんどいと言い、心の声と行動をできる限り一致させていくように、変わっていきました。



目標を掲げることは、よいことだと今でも思っています。

ただ、逆算して最短距離で進んでいこうと考えることをやめました。

代わりに、今立っているところ、今持っているもの、に目を向け、それを大切にするようになりました。

これは、the Happy Reminder というセルフブランドを立ち上げた時から、言語化していたもの。

この4年間をかけて、自分が言っていることとやっていることのすり合わせをやってきたように思います。

コロナ禍は決して望ましい出来事ではないけれど、その中で僕は、やっと変わってこれたのだと思います。



日比谷野音のステージに立つ。

これは、一生の目標として、掲げ続けたいと思っています。

社会的養護の支援活動を行っていくこと。

これも、僕の人生のテーマの一つです。


これらは密接に関わり合うものだけれど、どちらかがどちらかの「手段」になってはいけない。

4年前に掲げた目標は、ある意味、これらが相互依存になってしまっていたように思います。

思い通りにいかないコロナ禍の3年間の中で、その違和感をようやく実感として言語化できるようになった気がします。



僕はまだ、何も成し遂げていないけれど、それでも、この4年間に意味はあったと感じています。

4年前の自分よりも、肩の力を抜いて、目標逆算型ではなく現状祝福型で、いつ辿り着くともわからない旅路を、引き続き、自分のペースで歩いていきたい。

そう感じています。



この「Road to 日比谷野音」は、今週で最終回にするつもりでした。

毎週noteを書くことは、自分の中で、結構な負担ではあります。

時間的制約がある中で、本当に優先度の高いものに、時間を割きたい。

一つの区切りを迎えた「200週連続note」は、終了するのに相応しいものだと思っていました。

一方で、自分の本当にやりたいことを考え続けるためにも、誰のためでもなく、書くことで自分と向き合う時間を確保することが、とても重要なことであるようにも感じています。

自分の中でこのnoteに課していたハードルを下げて、ただの日記的に、書く負担を減らして、ただ続けることに価値を置いて、書き続けるのもありかなと。



来週からは、分子が分母を超えて行きます。

何週目に、日比谷野音のステージに立った日記を書けるのかわからないけれど、その日まで、無期限に終了を延長してみようかと。

そんな感じで、来週からも、お付き合いいただけると幸いです。


今までどうもありがとう ここがラストノート
この先なんかわからない 僕は行くよ

「ラストノート」the Brand-new Amsterdam


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■ ヤマカワタカヒロのWork
<音楽活動>

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《ライブ・イベント予定》
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特定非営利活動法人HUG for ALL


■「HUGラジオ〜「好き」でつながる社会活動のススメ


noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。