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Road to 日比谷野音

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2021年9月の記事一覧

昔の歌に気付かされる 【143/200】

歌うたいにとってライブは、人生の目的そのものだ。 セットリストにも、歌唱にも、表情にも、歌うたいのその時の心模様が如実に表れる。 最近はセットリストを決めることが難しい。 今、自分が何を歌いたいのか、心が求めていることがなかなかつかめないからだ。 昨日のライブも、結局セットリストは当日まで決まらなかった。 9/25 下北沢LOFT 1. 声 2. 記憶 3. 鈍色(にびいろ) 4. それでも僕らは 5. Michelle 6. 忘れないこと 7. 永遠のカタチ こ

生き方のアップデート 【142/200】

なんとなく、予感がしている。 生き方のOSが、自分の気持ちとフィットしなくなってきている。 これまで何度も生き方のOSをアップデートしてきたわけだけれど、今回はメジャーアップデートになりそうな気がする。 なりたい自分に向かって努力すること。 「3枚の名刺」で定義した役割や、それぞれで属するコミュニティの価値観に適応していくこと。 そういうものに、僕は正直疲れているのだと思う。 現行OSは、今の自分をつくってくれた。 後悔もないし、感謝もしている。 おかげでたく

本当の嘘 【141/200】

下北沢へ。 友人が初めて挑戦するお芝居を観てきました。 いつも歌いに向かう下北沢LOFTとは反対方向の北沢タウンホール、小劇場B1。 僕は観劇経験が数えるほどしかなく、お芝居についてはほぼ知識ゼロ。 下北沢に入り浸りながら、この街の劇場に足を踏み入れたのは今回が初めてでした。 舞台転換のないワンシーンでの70分間。 「本当の嘘」という作品。 真実とは? 嘘とは? 愛とは? 優しさとは? 役者たちの息づかいまで聞こえる舞台から、様々な本質的な問いを受け取り、感じ、考

ネオ吹奏楽のMOS 【140/200】

ヤマカワタカヒロです。 「ネイバーブレイバー」「ツンデレなベイビー」に続く新曲のミックス・マスタリングが完了して、リリースに向けた最終準備に入っています。 「ネイバーブレイバー」ではストリングスが、「ツンデレなベイビー」でファミコン音源のサンプリングが、それぞれこれまでのギター中心のサウンドからの新しい挑戦でした。 そして次の楽曲は、ブラス隊がその役割を担います。 新曲の話はまた別の回に書くとして、今回はこの「ブラス」について書きます。 MOSというブラスグループがあ