King Crimson

 東京国際フォーラムにて「King Crimson『MUSIC IS OUR FRIEND JAPAN 2021』」を観てきました。前回、にわかながらに一生懸命予習をしてライブを観たのが2015年ですから6年振りです。ロバート・フリップがもう75歳ですから、今回が最後の来日ではないかと思い、行ってきました。

 17:00会場、18:00開演ですから、17:30頃会場に行って、前回同様ゆったりと会場入りするつもりだったのですが、コロナ対策の関係で受付が混乱しており、17:30に到着したところで、会場の外に長い行列が出来ていました。寒い中、行列する羽目になるとは思いもしませんでした。結局、開演ギリギリになって何とか席に着くことが出来ました。

 前回観たのと同じセッティングなのですが、ステージ前方にドラムセットが3つ、その後方のひな壇の上に左から、サックス、ベース、ヴォーカル&ギター、そして一番左がギターのロバート・フリップという並びに、違和感しかありませんでした。そのトリプルドラムから始まって、一曲目は知らない曲でしたが、ギターリフがカッコ良くて気に入りました。

 今回は全く予習してこなかったので、このまま知らない曲ばかりだったらどうしようかと思いましたが、にわかながらに割と知っている曲が多く、凄まじい演奏を楽しく堪能することが出来ました。しかしながら、たまたま同じ会場に観に行っていた後輩と後で合流すると、「前回とほぼ同じ曲で、しかも、曲数が少なかった」と不満げでした。そうか、前回とほぼ同じだったから、知っている曲が多かったのですね。やっぱりにわかです。

 ロバート・フリップが75歳と書きましたが、他に2人が同じ年代、後は60歳前後のアラカンです。その年齢で、あの圧巻の演奏を聴かせてくれるのですからすさまじいです。しかし、あれだけのドラムは70過ぎると厳しいのでしょう。途中休憩もありましたが、休憩の間、金属音のような妙な音階が会場に流れていました。コレもロバート・フリップの作曲なのかもしれません。後輩曰く「前回もコレだった。」とのことですから、私はまったく前回の事を覚えていないようです。

 「Starless」が終わって、メンバーが下がると、客席から手拍子、すぐさまメンバーが戻ってきて「21st Century Schizoid Man」が終わると、観客がスタンディングオベーションでした。正直、King Crimsonというバンドの3割も理解していない私ですが、それでもその演奏に圧倒され、知っている曲をしっかりと堪能出来て満足です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?