ZIGGY vs LINDBERG 2
昨日の続きです。
オリジナルメンバーは森重樹一だけというのがちょっと寂しかったですが、サポートのドラマーが物凄い存在感でした。長く楽器をやっていると、いかに脱力するかが大切だなんて思うようになりますが、頭を振りながらの力感たっぷりのドラミングを見せてくれました。スティックが折れることはしばしばあるかと思いますが、折れたスティックの破片があたりに飛び散るなんて言うのは中々観ることはありません。これぞロックという感じですね。調べてみるとCHARGEEEEEEというお名前で、SEX MACHINGUNS、長渕剛らのサポートでも叩いているようでした。激しいドラミングの一方で、陽気でノリの良いキャラクターだということも伝わってきました。また、「今すぐKISS ME」では、ツインドラムになるわけですが、LINDBGERGのドラマー・小柳昌法にちょこちょこアイコンタクトを送って、本家を邪魔しないようにおとなしくしているところが、また好印象でした。オーディエンスの中には意外なほど若い方がいたのですが、彼のファンなのかもしれません。
キーボード担当の佐藤達哉はLINDBERGとZIGGYの両方のサポートを担当しているらしく、このライブではで出突っ張りでした。ZIGGYのメンバーからは「リーダー」と呼ばれ、LINDBERGのメンバーからは「ダーリン」と呼ばれているそうです。サポートではあるモノの、両バンドと一緒に34年もやってきたというのですから、スケジュールもどうやって調整を付けたのやら、大変なことだと思います。他にもaiko、HOUND DOGのサポートもやっているそうですから、大変お忙しい方ですね。
あと、凄いのはやっぱり森重樹一です。御年61歳ですが、相変わらずの風貌でした。アルバム「Hot Lips」が1988年の作品ですが、当時森重は25歳。そのアルバムジャケットの風貌とほとんど変わらないスタイルでした。そして相変わらずのシャウトです。「それゆけ!R&R BAND」のシャウトは相変わらずで圧巻でした。結婚もされてお子さんも二人入らっしゃるとのことで、既にお孫さんがいてもおかしくないでしょう。親戚の法事なんかにも出るのでしょうが、あの見た目ですから、それを貫いていくというのは相当な覚悟がいるのだと思います。自分が年齢を重ねたからこそわかることですね。本人は「ミック・ジャガーも81歳ですから、、、」と言っていましたが、そうした目標となるような人物がいるから、頑張れるという所もあるのでしょう。
漸く参戦が叶ったZIGGYのライブは菜香でしたが、やっぱり欲が出てしまうもので、出来ることなら松尾宗仁ギターでのZIGGYライブを観てみたいなと思うようになりました。
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