50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey

 埼玉スーパーアリーナにて「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」を観てきました。12月10日の代々木第一体育館の方に行く予定だったのですが、ダブルブッキングしてしまい、諦めたところに本公演の案内が来たので申し込んでみたらチケットを取ることができました。
 
 まずはステージのセットが圧巻でした。「The Journey」は船旅を想定しているようで、会場中央に帆船をイメージさせてくれるステージが鎮座しています。暗転から海賊みたいな衣装の人が登場したのですが、それがユーミンでした。船の前方がエレキギターとベース、後方がエレキギター、キーボード、サックスの立ち位置になっており、ドラムは船から離れた小島のようなところでちょっとかわいそうでした。そのドラマーが小田原豊だったのでビックリです。
 
 1曲目の「心のまま」は知らなかったのですが、続けて「WANDERERS」、「リフレインが叫んでいる」と続きました。高校生の時に、レンタルCDショップでアルバムを借り漁って、結構聴いていましたが、その頃丁度「リフレインが叫んでいる」が巷で良く流れていたと記憶しています。「WANDERERS」も印象に残っている曲だったので、最初の3曲で一気にテンションが上がりました。
 
 船乗りの扮したダンサーが10人位船に上って来て、ダンスも凄いのですが、ワイヤーアクションというかロープアクションというか、ちょっとしたサーカスのようなパフォーマンスで盛り上げてくれました。
 
 知らない曲もありながらステージが進むと、ユーミンが竜の頭に乗って歌い始めました。メインステージの船とドラムセットがある離れ小島の間に竜の頭が潜んでいたのです。このあたりは文章でお伝えするのが非常に難しいところですが、その竜が火を噴くなど、なんとも大掛かりなセットでした。で、それを見てちょっと笑ってしまいました。
 
 最後は「真夏の夜の夢」で盛り上がってからの、「航海日誌」でしっとりと終了しました。アンコールは「守ってあげたい」、「やさしさに包まれたなら」、「春よ、来い」と贅沢な3曲でした。満足して買ってしまったのですが、再アンコールがあって「瞳を閉じて」も聞けたようです。帰りも遅くなってしまうので、これはこれで致し方ありません。
 
しっかり聞いていたのは30年前、知らない曲ばかりだったらどうしようかと思いましたが、たっぷり楽しませて頂きました。

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