R.I.P.ウィッキーさん
落語家の笑福亭笑瓶が亡くなりました。66歳とお若い年齢でしたが、急性大動脈解離による急死だということです。
「落語家の」と報道では紹介されていましたが、落語は全く見たことがありません。笑瓶さんといえば、やっぱりウィッキーさんだよなぁ。我々くらいの年代であればそこが一番印象に残っているのではないでしょうか。
やたらとテンションの高い自己紹介に、なんていうか発音のレッスンみたいな感じで、訳の分からないことを口走るのが面白くて毎週のようにゲラゲラ笑わせてもらっていました。「ルック、ルック、ルック」と口元にカメラを寄せて、わざわざ日本語を言って見たり、覚えているのは「軟球」という言葉くらいですが、思い起こせば本当に訳が分かりません。本当にたくさん笑わせてもらったのですが、あの芸、今やったらアウトでしょうね。ガキの使いスペシャルで浜ちゃんの黒塗りを叩くような風潮がありましたし、ダッコちゃんが黒人蔑視なんていうのもありました。ダッコちゃんは1988年、ウィッキーさんが登場していた「鶴ちゃんのプッツン5」は1985年から1992年まで放送していたようですが、そうした事態があったとしても小学生くらいの時でしたからわからなかったのかもしれません。
浜田雅功と二人でやっていた「HAMASHO」もちょっと記憶にありますが、そうした番組はそれほど多くなく、いまでいう「ひな壇」にいるような方でした。番組のメインになるような方でもなく、子供心に、「なんでこの人、テレビに出てるんだろう」なんて思っていた時期もありましたが、器用に色々なことが出来て、自分の役割をしっかりとこなしていた方だったのでしょう。
書いていて思い出しましたが、ウィッキーさんはモノマネだったんですよね。つまりはご本人がいらっしゃったわけで、それを真似しているから問題なかったのかもしれません。しかも、本物のウィッキーさんはご健在でした。ウィッキーさん、ごめんなさい。改めてR.I.P.笑福亭笑瓶。
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