広島アスリートマガジン6月号


 「広島アスリートマガジン6月号」を読みました。表紙は、、、、初めてです、届いた「広島アスリートマガジン」を開封して表紙を見て絶句したのは。まさかの、5月12日に登録抹消された堂林翔太選手でした。本誌は全ページに渡ってきれいに写真が掲載できる良い紙を使ってくれているので、ちょっとお高めなのも仕方がありませんし、印刷に時間がかかるのか、記事の締め切りも早いような印象を抱いておりました。ですから、記事が非常にタイムリーではないケースがあるのですが、これだけタイムリーでないのは初めてでしょう。表紙には「僕がみんなをつなぐ」とありましたが、うーん、昨年は「つなぐ四番」なんて言う言葉もありましたから、そのあたりから来ている言葉なのでしょうが、ちょっと切ないです。

 巻末にある山本圭壱氏のコラムに5月4日のDeNA戦について書かれていましたが、この時私はスタジアムで観戦しておりました。この日は1-1の同点となった7回裏に西一三塁で4番の堂林選手という所で、新井監督は代打に松山選手を送り、松山選手が見事に決勝のスリーランホームランを放ちました。歓喜に沸いている中で「あの場面で代打を送られる四番って、、、」っと思っておりました。勝手な想像ですが、山本氏のコラムには写真がないので締め切りは若干遅いのかもしれません。ですから、その前にこの特集は締め切られていたのかもしれません。そうでなかったら、そんな状態の中でこうした特集を組むというのはどうなのかと思ってしまいました。

 恐る恐る読んでみましたが、堂林選手のインタビューは頭に残りませんでした。恩師・野村謙二郎氏、後輩の磯村選手、末包選手インタビューもありましたが、野村氏は「私だけでなく、ファンのみなさまも『もっと堂林はできるはずだ』そう思っている人も多いのではないでしょうか。」と言っていましたが、もうそれを何年言っているのかと思ったら堂林選手は15年目、もう10年以上も言っているのですね。「ゲームに出て周囲に認められる存在に」とも言っていましたが、恩師としては歯がゆい思いをしているのではないかと思います。

 堂林選手が選手会長であるということも、改めて知りましたので、6月は毎年選手会長の特集と決まっているのかと思い、バックナンバーを見てみましたが、そんなこともありませんでした。もう、堂林選手はこのままなんだろうなと思ってしまう一冊でした。他に久保修選手、杉田健投手、田村俊介選手も登場しましたが、堂林選手の悪い意味でのインパクトにかき消されてしまいましたとさ。

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