広島アスリートマガジン12月号

 「広島アスリートマガジン12月号」を読みました。表紙は新井監督を中心にクライマックスシリーズの各選手の写真が掲載されており、「Carp Last Battle2023」とありました。年末にクライマックスシリーズも含めた総決算という感じですね。

 クライマックスシリーズ・ファーストステージはいい感じの連勝でしたが、これは本拠地という所が大きかったでしょうね。同点に追いつかれても終盤しっかり追加点を取るなどして、見事に勝ち抜いてくれました。

ファイナルステージはその真逆といった感じでした。大野豊氏の解説では『「ここぞという場面で、点が取れなかった。」ことが非常に悔やまれる3試合でした。』とありましたが、応援していてこれほど悔しい試合はないでしょうね。「総合力の差が出てしまった3試合」ともありましたが、私もその通りだと思います。1試合くらいは勝ってほしいところでしたが、それさえ叶いませんでした。

 “流しのブルペンキャッチャー”と呼ばれるスポーツジャーナリストの安倍昌彦氏によるドラフト指名選手の解説では1位指名の常廣羽也斗投手をベタ誉めしていました。「フォームがいい、ストレートがいい、変化球もコントロールも一級品。」とのことでした。まだまだ筋肉量が上乗せ可能なところと、左腕の使い方が伸びしろだと言っていました。左腕をどう使うのが効果的なのかわかりませんが、調子悪そうな場面を見たら「左腕がなぁ、、、」なんて言っておこうと思います。

 引退する一岡竜司投手のインタビューでは引退試合に言及されていました。本人としては、順位が確定していない中での登板はないと思っていたらしいのですが、新井監督の粋な計らいで引退試合が実現しました。打者1人に対して全力投球、すべてストレートというないようでしたが、「フォークの方が良いかな?」と迷ったと言っていました。配球なんて言うのは正解はありませんから、常にそうした迷いを抱えている者なのでしょうね。

 確か降板した後に、ベンチに戻った後、再度マウンドに戻ったと記憶していますが、新井監督が次の投手をあえて中崎投手にしていたのですから、3連覇を彷彿とさせてくれる投手リレーです。中崎投手にボールを渡すとき、中崎投手は涙していたそうで、一岡投手も感動して、ベンチに残らずロッカーに帰ってしまったとのことでした。

 入団する選手もいれば、去ってゆく選手もいる諸行無常、今シーズン活躍したからと言って、来年どうなるかもわかりませんし、全く無名な選手が頭角を現すかもしれないのですから、毎シーズンが楽しみなわけです。カープの皆様、来シーズンもよろしくお願いします。

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