和歌山市で火災

 和歌山市内で火災があり男性が1名亡くなったそうです。乾燥する季節ですから、火災の報道は多くなるのも致し方ないですが、「家が燃える」なんていうほど悲惨な話はないでしょう。しかしながら、この火災、とんでもないことが原因でした。

 この家は夫婦と20歳の息子の3人暮らし、夫婦は度々夫婦喧嘩をくり返しており、午前4時まで差湧いているなんて言うこともあったそうです。パトカーが来ることも1度や2度ではなかったとか。この日も例にもれず口論していて、妻が「ポリタンクの灯油をまいてやる」と言ったそうです。しかし、言ったものの実際に行動に移さなかったことから、夫がポリタンクの灯油をまき、そこに妻が火をつけたのだそうです。夫は「水をかけて消そうとしたが消えなかった」と供述しているそうですが、なんとも見事な連係プレーです。

 おそらくまたしても夜中だったのでしょう。2階にいた20歳の息子さんが残念ながら亡くなりました。20歳であれば、おかしいと思えば逃げることも可能だったのかもしれませんが、おそらく呆れて寝ていたのでしょうね。妻は「旦那と口論になって、生活面の不満が爆発してしまった。」と供述しているそうですが、一番不満を持っていたのは間違いなく息子さんで、20歳にして人生を両親から奪われてしまったのですから、たまったものではありません。

 そんなに度々ケンカしてでも一緒に生活しなければいけないのかと考えてしまいます。もちろん、生活費の問題等、協力しなければならない部分はあるのかもしれませんが、どちらともがどちらともに依存するような形で、不満を募らせていたのでしょう。自分が恵まれているからこんなことが言えるのであって、ご本人たちの境遇になってみないとわからないことはあるのかもしれませんが、流石に感情が先に出すぎでしょう。

 「住宅3棟が全半焼」とのことですから、おそらく両隣まで被害が及んだのでしょう。自分の家に火をつけるのも訳が分かりませんが、借家の可能性もありますね。そんなことを考えながら、記事を見直してみたら火事が起きたのは午後6時頃だそうです。うーん、何やら釈然としませんね。別な犯罪もありそうに思えます。

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