「居るのがつらい」とはどういうことか?
今日は、また別の問いに対してnoteを書きたいなと。「居るのはつらいよ」を購入したことがきっかけです。
どういった本か?という解説も少しすると、「ケアとセラピー」についての本です。(ここを語り出すと長いので超ざっくり・・)
ただ、「対人援助職じゃないし、ケアもセラピーも自分には関係ないや・・」と思った方、ちょっとお待ちください。
この本は、ケアに留まらず、「人間」に関わろうとするすべての人にとって価値がある本だと思います。(櫻本さんの感想ツイートが秀逸だったので、表現をお借りしました)
「居るのがつらい」とはどういうことか?
端的にいうと、「ずっと座っているのがつらい」状況ということです。ずっと座っている(いる)のがつらいから、することを探す。
この本では、「ずっと座っていられる場所が居場所である」みたいな話をしています。
「居るのがつらかった時代」の話
この本を読みながら、「居るのがつらかった時代」のことを思い出しました。浪人時代、学生時代の免許合宿、大学卒業後のニート期間、内定者インターン時代、新卒1年目の時間をもてあましていた時のこと、そしてシェアハウスでの生活・・期間の長い短いはあれど、色んな場で「居るのが辛い」経験をしてきたことを思い出しました・・
「居るのはつらいよ」が示しているもの
色んな切り口から語れる本なのですが、あえて語るとしたら、「ケアの素人性」みたいな話が印象に残っています。
専門家が提供することが多い(カウンセリングなどを筆頭にした)セラピーに対して、ケアはただ一緒にすごしたりと、非専門家でなくてもできる、日常や生活に根ざした援助のあり方であると書かれています。
自分がプロボノとして関わっているNPOが取り組んでるテーマとも近いのですが、「非専門家が、いかにして人の心の問題にかかわっていくか?」ということを、考えさせられます。
また、「居るのがつらい」のは、本の舞台になってるデイケアだけでない、社会のあるゆる場所に溢れていることが、リアリティを持って伝わってきました。
途中から出てくる自助グループの部分については、また読み深めていきたい。いろいろ書きましたが、おすすめです。
まだまだ掘り下げられる本なので、追記or今後新しくnoteに書いていきます。
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