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「漫画や小説から、死と生について考えるワークショップ」を終えて

5月にむぬフェスというイベントの中で企画したワークショップのこぼれ話的な話を書きます。

ワークショップの内容はこちらの記事へ。素晴らしい内容でした。

参加者が楽しそうに語っているのを見て、「あ、松井も語りたい」と思ったのですが、主催者であり進行役だったので、語る機会がなかったのですね・・

なので、せっかくなので、いくつか自身の死生観に影響を与えているいるであろう作品を、まとめておきたいと思います。

彼氏彼女の事情

子どもの頃から好きなんですよね。この作品。

超ざっくり、あらすじを話すと、この「見栄王」である主人公 雪野が、有馬くんに出会うことによって、見栄をはっていた部分がはがれていくというストーリーなのですが、この部分が好きなのです。

この作品のことを考える時、「社会的に死ぬということ」について、いつも考えてしまいます。

たぶん当時の雪野は、学校では優等生だが、家ではぐうたらしている様子が学校のみんなにバレたら、それこそ「社会的に死んだ」と思っていたでしょう。

「社会的な死」というと、大げさな、そんなことで「死」という言葉を使うなという人もいそうですが、自分も含めて誰しも、「この過去・この部分は知られたくない・・」という部分はあるのではないでしょうか。

この漫画を読むたび、「自分にとっての社会的な死とは何か?」というのを、常に考えてしまいます。

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

次の作品は、ジョジョです。シリーズを通じて大好きな作品ですが、「生と死」というテーマに引き寄せると、この吉良吉影が口にする「平穏な生活」を思い出しました。

吉良吉影が、「心の平穏」については、1つのシーンに限定されたことではありません。繰り返し述べており、ここに吉良吉影の「執着」が垣間見えてきます。

そして、矛盾に思えてしまうこととして、「心の平穏」に執着しておきながら、彼は連続殺人鬼なんですよね。このセリフを真面目に言うところに、彼の異常性みたいなものが、現れている気がします。

ジョジョは、無職時代に観てたんですが、その時、「心の平穏」「植物の心のような人生」という言葉めちゃくちゃ刺さったんですよね。

それまでの人生が忙しすぎたので、「この平穏な人生、良いかも」と、当時は本気で思ったわけです。ちなみに、ネットで色々見ていると、このセリフに共感しているのは、自分だけではなさそうでした。

でも今思い返すと、「激しい喜びも、深い絶望もない」って、それはそれでつまらなそうだなと思います。

ついつい守りに入って、心の平穏を求めたくなった時に、吉良吉影のこのシーンを思い出してしまいます。

幽☆遊☆白書


あともう1作品。本筋には関係ないんですが、このシーン好きなんですよね。



魁!!男塾

あと、これもついでに触れておこうと思いますが、男塾に出てくる男爵ディーノが好きなんですよね。ちょっとしたネタバレになりますが、マジシャンである男爵ディーノの最後の言葉。かっこよくないですか・・?


ワークショップ当日、シェアできなかった心残りから、ざっくりとだけでもまとめておきたいと思い、ざっくりまとめました、認識してないだけで、他にもたくさんある気がします。

完全に好き勝手書きましたが、是非皆さんの死生観に影響を与えた作品も教えてください!

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