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クラウドファンディング実施の詳細。

1) はじめに

さて、SNSが乱立する昨今において、"伝えたいこと"が"伝わる"場所はどこで、どういった形式が今の自分に合っているのかを考えた時に、言葉を考え、こうして形にする事ができるブログを選択しました

多くの人が活字離れだとささやかれている現代に、こうした文章を目の前にアレルギー反応を起こす方もいるかと思います。

しかし、"普段こういう事をしない人間が公の場で何かをたくらんでいる"という面白みを抱いてもらいつつ、1度にすべて読み切らずとも、気が向いた際につづきを読み進め、最後までお付き合いいただけることを願っています。

2. 新天地パリにて日本へ帰るプランを放棄

この記事のタイトルの気に食わなさはさておき、あなたは、

"民衆を導く自由の女神"という絵画を知っていますか?

Liberté guidant le peuple(1830)

誰しもが1度は目にした事があるこの絵画は、フランスロマン主義の巨匠の代表作です。Coldplayの"美しき生命"のCDジャケットにも使用されています。

ウジェーヌ・ドラクロワ(1798-1863)
美しき生命(2008)

この絵画は、当時の国王が言論の自由を奪う命令を出したことが引き金となり、1830年7月27日から3日間にわたりフランスで起きた市民革命が題材となった歴史画です。この3日間は栄光の3日間とも言われています。

時はすぎ、2022年の現在。

1830年7月27日から192年後。偶然にも同じ日に同じ場所である、日本から9,600km離れたフランス、パリに私は居ます。

アブダビ経由でフランスに入国

"民衆を導く自由の女神"の作品背景については、パリに来てから知ったのですが、偶然の巡り合わせに小さな運命を感じ今では、私にとって1番好きな絵画となりました。

この絵画を通して、言論の自由を求めた過去の人々を知り、時代を知り、こうして言葉の発信が当たり前となった時代に改めて、感謝したいなと思います。

さぞかし思い入れが強くなったこの絵画。そしてそれは、また偶然にもルーブル美術館に展示されています。それはパリにいる私にとって目と鼻の先。今私はいつでも鑑賞しに行くことができるのです。

が、、、しかし!!

パリに来て42日目

この記事を読む多くの人と同じ様に

私はまだ"民衆を導く自由の女神"を

自分の目で見た事がない!

なぜ!?

東京に帰るためのプランを1度頭から無くし、当初計画していた短期滞在ではなく、長期滞在にシフトチェンジしたからです。

それはどういう事かと言うと、中身の薄いままの財布、私は貧乏バックパッカーに変わりはなく、美術館に行くお金すら節約し1日でも長くパリで生活したい一心で毎日を過ごしています。

ルーブル美術館はおろか、何かとお金のかかる観光地には行っていないというのが現状です。

日本に帰るプランを1度捨ててまで、なぜこの様な無謀な計画を立てたのか?

それは世界を舞台に戦う同世代のモデルたちとの出会いと、彼らから受けた大きな刺激があったからです。これは間違いなく、僕の人生のターニングポイントだと、ビビビ!!と身体中を電気が駆け巡ったのです。

モデルの方たちと共通の話題を探すのにそう時間はかからず、業種を越えてもクリエティブという共通言語で、毎日刺激のある会話を繰り広げながら、41日間共同生活をしていました。

こんなにも長い時間お互いの感情を共有し合っていると、兄弟みたいに仲良くなるもの。ましてや日本ではなく、こうした異国の地であるのらなおさらで、お互いの夢みたいな物は必然と日本を越えた外の世界に矢印が向いていくのを感じました。

そんな生活を過ごす中、彼らは存在そのもので日々僕に、そのクリエティブを見せてくれた。歩き方や表情、ポージング、そしてそこに合わさる服のセンスが全体に調和をもたらし、今でも安直な言葉しか出て来ないが"かっこ良すぎる"のだ。

海外を舞台にする人のレベルの高さを目の当たりにした僕は、負けまいと、旅に同行させていた小さなコンパクトカメラを持って、彼らやパリの街を血眼になって撮るようになりました。その数1万枚。

結果的に彼らの”本気”を写真に収めることができず、というより納得が最後まで自分の中でできず、悔しい思いを残したまま、彼らは先に日本へ帰ってしまった。

そしてそこからなぜ、原点回帰である写真や映像に戻り、その概念から学びなおしたいと思い、写真家として活動を始めたのか?自分の人生のシナリオに突如登場させたのか?

このブログでは、その答え合わせを軸に自分の人生を赤裸々に語りつつ、作品の完成品だけを見てもらうのではなく、作品ができていく過程や心情を共有し、これを読むあなたが僕の作品を目の前にした時、より一層何かを多く感じ取るためのツールになればと思っています。

前回の人生のターニングポイントからの歩み

3. 今の第1目標とリターンについて

この1年間の間にパリの街にて個展を開きたいと考えています。実現可能かどうかの現地調査も引き続き行い、具体的な戦略含め僕1人の力では実現できそうにもないので、今日から1年間は日本とパリを行ったり来たりを繰り返し、現地の人とのコミュニティをより一層深めていこうと考えています。

追記: 2022.09.18
その後、現地のコミュニティに深く潜入することに成功しました。それからと言えば、知人の知人を紹介してもらったりと、新しい出会いを絶え間なく1ヶ月半ほど続けて来ました。彼ら1人1人に、私がこれまでどういう人生を歩み今パリの街でチャレンジをしに来たのか、そしてこれから東京とパリを軸に世界を舞台に何をやろうとしているのか、決して上手ではない英語と翻訳アプリを駆使して熱意を伝えることができ、"パリの街で個展を開きたい"という私個人の目標が、いつしかパリで出会った30人ぐらいの知人みんなも叶えたい目標に豹変しました。この成果はかなり、かなり大きい出来事です。

リターンについては、その個展に展示するプリント写真たち(NFTも構想中)を予約販売する形となります。パリの後に日本でも個展を開きたいと現時点では思っています。この制作の過程を物語として共有しつつ、ご支援していただく方とのコミュニケーションは濃く行っていければと考えています。

この物語を通して、時間や心情をお互いに共有することによって生まれる、"旅の最中に撮った写真たちが、旅が終わった後に知人から送られてきた時のように時間を遡る感覚"みたいになれるように、うまくお伝えしていければと思っています。

また、写真が大量に溢れかえる現代において、写真1枚に価値をつけるというのはなかなか難しい事かと思います。しかし、写真という言葉の壁を越えた世界共通かつ身近なコミュニケーションツールを使って、その価値を高め合うコミュニティをまずは作り可能性を見出そうと考え、パリで出会う人々とのコミュニケーションを日々大切に行動しています。

そして、このクラウドファンディングを通して実現したいもう1つの未来は、1個人のクリエイターが何かに挑戦する際の1つの方法として、まずは私の身近な日本のコミュニティにおいてクラウドファンディングが新たなスタンダードになって欲しいと願っています。クラウドファンディングは、かなり前からある制度ではありますが、日本のクリエティブ業界において、手段の1つとしてまだまだメジャーでは無いと感じています。なので、"彼に出来たのなら私にもできるかも?"と思ってもらえるように、プロジェクトを進めていこうと考えています(そういう方は全力で私もサポートします!!)。

4. 目標金額100万円の使い道

クラウドファンディングで集まったお金は、今回を含め直近の3回のパリ滞在費用の一部として使用させていただきます。また、日本滞在時に写真の印刷や写真集制作の費用、本プロジェクト広報に関わる活動に使用させていただきます。

ビザの関係で半年間の間に3ヶ月しか滞在できない

海外で1から活動を始める際に、こちらの出費はごく一部です。これから海外でチャレンジしようと考えている方で、出費の詳細を知りたい方はお気軽にご連絡ください。

5. 最後に

パリに来る前におみくじを引いたので公開します。本当はダメそうだけれど、、、現実味を帯びてきているので!

浅草寺にて

また、本プロジェクトは初の試みのため、至らない点もあるかと存じますが、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。最後となりましたが、お力添えくださいますようお願いいたします。

6. プロジェクトを支援する

https://note.com/takahiro1qq4note/n/ne181f737f6fa

表紙の写真は私が住んでいるゲストハウス。
立派な2階建ての地下に住んでいる。


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