現代のマネジメントにおける会話のコツは「共感」である 【褒めるより共感を意識しよう】

マネジメントにおいて会話コミュニケーションは不可欠である。

今回はそんな会話のコツを紹介。

「共感」を意識しましょう

会話のコミュニケーションにおいて「共感」は絶大な効果がある。

とくに男性から女性に対しては「あなたの話を聞いている」という意思表示になる。

マネジメントにおいて「相手の話を聞いている」姿勢は不可欠

上司と部下の関係に顕著に現れる傾向は「上司がこちらの話を聞かずに自分の主張ばかり押し付けてくる」という状況。

上司は行動を指示しているだけのつもりかもしれないが、部下としては自分の意見や仕事で大切にしている哲学を知ってもらったり聞いてもらいたいのだ。

仕事に限らないが、自分が大切にしている哲学に共感されたとき人は最も信頼と親近感をもつ性質がある。

いわゆる「自己承認欲求」の一種だ。

なので「信頼の構築」⇛「仕事の指示」にグラデーションすると聞き手の承認感もまったく違ってくる。

褒めるのは効果ある?

結論から言って「効果あり」

ただし使い方が少し異なる。

共感においてはわりと汎用性が高く、状況を選ばずに使える面がある。

だが、たとえば「その仕事や業務においてマイナスの効果を生んでしまう」行動については当然ながら褒めるわけにはいかない。

なぜなら「褒める」=「その行動を推奨する」という意味を持つから。

その場合は「その行動はマイナスの効果を生むので推すことはできないが、自分で考えて行動した姿勢は評価できる」といった具合に褒められる部分を見極める必要がある。

現代のマネジメントにおいて、「辞めさせないこと」が最も有意義

こう書くと無慈悲というか無機質な言葉に聞こえてしまうが、経営においては「社員を辞めさせないこと」こそ有益といえる。

なぜなら「すでに経験のある社員が辞める」ということは「新しい社員を雇って同じレベルまで育成する」ための投資をしなければならないから。

それにかかる時間と手間と費用はかなり大きいといえる。

だからこそ辞めさせないマネジメントはそれ自体かなり有益なのだ。

労働人員の市場価値は変わってきている

一昔前なら「辞めさせる」マネジメントも有益だったかもしれない。

なぜならバブル景気で人員をいくらでも雇えたからだ。

もちろん一概にはいえないが、企業優位だと人がなおざりになりがち。

それが今では「働き方」を重視する社会意識になってきている。

政府が働き方を改革するように、働き手のリテラシーも上がっている。

上辺の言い分では見透かされるし、今や仕事も多岐にわたる現代は働き手が企業にしがみつく必要もかなり薄れているのである。

だからこそ逆説的に「辞めさせない」ことが価値になるのである。

まとめ

共感を意識して心を汲み取れるマネジメントをすれば「辞めさせない」スキルが価値を帯びる

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