見出し画像

中小企業診断士2次筆記後にやる7つのこと

中小企業診断士R3年度合格、現役アナウンサーの神原隆秀です。
R4年度2次筆記試験を受けられた方、お疲れ様でした!!
1年前に自分が受けた時のことは今でも鮮明に思い出すことができます。
1分1秒「決して諦めてたまるか!」そんな思いで
必死に記述をしていった試験時間でした。
(与件文を読むのは楽しいんですけどね)

さて、2次筆記試験が終わったので次に向かっていくタイミングです。
筆記試験合格して口述試験に進む人
残念ながら不合格となり再受験に進む人
必ずどちらも出てしまいますが、
まずは試験が終わった後にやるべきことは共通だと思います!

ということで昨年度、二次試験後にやってみて
良かったことをまとめていきます。

試験当日の振り返り

まだまだ記憶が鮮明な間に試験当日のことをメモしておきましょう!
翌年、試験会場が変わることはもちろんありますが、
試験時間が大きく変わることはないかと思います。
当日、朝何時に起きて、何を食べて、何時に到着して
お昼ごはんは何を買って、いつどれくらい食べて・・・
試験と試験の間には何をして過ごしたのか、どんなことを考えたのか
事細かに記していくべきです!

もしも今回の試験がダメだった場合、来年に向けて何かを変えなければなりません。その何かは、「試験までの時間」と「試験中の時間」にあることです。「試験までの時間」は1日1日、修正の積み重ねができますが、「試験中の時間」はまた来年一発勝負です。
だからこそ鮮明に残しておいて、何を変えなければいけないのか、考える材料を残しておくべきだと思います。
もしかしたら実力は十分だったけど、頭の回転が途中で足りなくなった・・・といったことがあるかもしれません。それならば対策をしないといけないのは休憩の取り方や頭への栄養補給ですよね?
自分を診断する材料をとっておいてください。

合格した場合は、自分だけの唯一無二の経験・ネタです。
未来永劫使える経験談ですよ!詳細に記しておいて損はありません。

再現答案って本当にいりますか?

「ふぞろい」を使っている方、そしてそれをベースに勉強した方は、
合格後に「ふぞろい」への恩返し、といった意味で作成される方もいると思います。それはそれで立派な大義があるので良いと思います!

ただ、「周りがやっているからやる!」という理由ならば、一旦落ち着いて考えてみませんか?
僕が行ったのは「与件文に対して自分がどんな反応をしてどんなプロセスでこういった方向性で解答を書いた」ということを記録しただけです。
そもそも上記がずれているか、ずれていないかで解答の出来は大きく変わってくるわけで。もしも来年再挑戦になったとしても、修正しないといけないのは結果ではなく過程なはずなんです。
解答の最中に、「こう考えてこっちにしたけど、こっちの考え方のほうと迷った」なんてことも試験中にきっとあったはずです。そういった答えって、再現答案を完全に作り上げてしまったら残らないんじゃないでしょうか?

答案を提出する、という明確な目的がないのならば、
そこまでのことをする必要はないと思います。
何事も「何のためにこれをするのか」それが重要であって、合格への近道だと思います。


準!模範解答集め

中小企業診断士試験は公式の模範解答がありません。
だから各予備校が自分たちなりの模範解答を示し、
そしてそれを見て受験生は「いやいやいや」と言ったり
「こことここ割れているじゃん!違うじゃん!」となりますよね。
R3年度も各予備校の模範解答を集めてみると、
「えーここは・・・」まぁそんなこともたくさんありました。

でも、たぶんどれも書ければ合格レベルではあると思うのです!

ということでわかる範囲で各予備校が提示している模範解答を集めておいてください。順次発表されます。
筆記試験に合格していたら、この集めておいた模範解答がとても役に立つんです。

解説講義申し込み

ZOOMで解答解説講義をしてくれるところもあるので1つ申し込みをしておきましょう!僕はTBCのものを申し込みました。
今年も11月12日と19日に行われるようです。詳しくはTBCのHPを見てみてください。
TBCでよかったのは、事細かく説明をするというよりは上記のような、プロセスの説明です。しかも説明するのは昨年度の合格者がどういう風に考えたか、というもの。「ここは昨年の合格者でも難しかった」「ここは解いてほしかった」みたいなものを教えてくれるんですね。
相対試験ですので、「あ、じゃぁここを落としてないだろうから、もしかして・・・?」ということにもなってきます。

僕自身はこの講義を聞いた後に「半分半分かなぁ」という感じでした。試験後はあまり手応えなかったんですけど。
「ここは解けてほしい」といったところで解けていない部分もあれば、「ここは解けていなくても大丈夫」というところが解けていたり。笑
まぁそんな感じでした。口述試験についてもアドバイスをくれるので、受けておいて損はないですよ!

やりたい勉強をやりましょう

中小企業診断士試験を受ける人は、きっと知的好奇心が旺盛な方ばかりだと思います。(でないと1次試験のあの大量の範囲をやろうと思わないはず)
2次試験の勉強をしながら、「あー!!!こんな勉強もしたい!あれもやりたい!あの本読みたい!!」となったこともたくさんあると思います。
とりあえず一度休憩を挟んで、自分のやりたくなった勉強に手を出してみるのも一つじゃないでしょうか?その知識は将来的にきっと役に立つものです。

「いやすぐにでも来年の対策を・・・!」と思う方もいると思います。でも一旦少し客観的に自分を見たほうが良いこともあるかもしれません。そのために一度休憩をいれましょう。根詰めすぎていると自分の間違いに案外気が付かないものです。違うことをやった時に「あれ??」とひらめくこともきっとありますよ。

口述試験は筆記試験受かってから考えれば良い

口述試験は試験会場にたどり着いてしゃべれば100%受かる
と言われている試験です。とはいえ!!!と心配になる方も多いかと思います。基本的には聞かれているのは事例1から事例4のものについてなので、その復讐をすれば良いのですが、ここでアレが役に立つんです。

準!模範解答!

その準模範解答を見ながら与件分を読み、解答を読み、分析をしてみてください。中には「絶対違うと思う・・・」と感じる予備校の解答もあると思います。そこを抑えて・・・その予備校は何をどうしてこの解答を書いたのか?そういった視点で与件文を読み、解答を分析してください。そのプロセスを各社で行えば、与件文も頭に入りますし、試験当日よりも課題が浮き彫りに見えてくると思います。そうなればもう簡単ですよね!結局は課題は何ですか?って聞いているだけですから。


感謝を忘れずに

試験当日を無事に迎えられたこと、
そして試験当日まで勉強をできたこと
それはもしかしたら、周りの方のおかげかもしれません。

僕の場合は妻の理解、応援があったからこそできたものです。
試験の出来に関わらず、一先ず大きな勝負が終わったというタイミングで感謝の言葉を伝え、そしてこれからどうするのか。受かっていたらどうするのか、受かっていなかったらどうするのか、自分の思いを改めて伝える場を設けてもよいのではないでしょうか?


ということで、「中小企業診断士2次筆記試験後にやる7つのこと」をまとめました!
2次試験攻略に関しては別の記事で書いています。
頭の中がすっきりするとは思いますので、何か違う考え方が必要だ!
と思う方は読んでみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?