#6「nice to meet you」楽曲解説

2017年から「ソーセージライブ」というイベントを開催している。
今年はミニアルバム「それでも僕は、」のレコ発ライブとして開催したので、かれこれ7年やってることになる。
※昨年は開催しなかった

2010年にバンドを解散して、そこからソロ活動を始めるわけだが、福井に帰ってきた僕と元バンドメンバーの前田一平さんとでライブをやろうという話に。

正直、福井を中心に活動していて集客やCDの販売には苦労しっぱなしだった(もちろん、今でも)し、バンド時代のお客さんにも応援してもらえたらという気持ちも大きくあった。

とは言え、バンド結成以前からよく一緒に歌っていた一平さんと一緒にライブやるのは面白そうだと思った。

実はこの前田一平さんと僕は生年月日が同じ。
運命的な出会いなんて気持ちの悪いことを言いたくないし、生年月日で性格や運勢が決まるなんて言われたら「そんなわけないじゃない」と一笑できるぐらい僕と一平さんは違うと思う。

そこで誕生日記念ライブにしようという話になり、6月開催に決定。タイトルどうしようかと相談したところ一平さんより「ソーセージライブ」の提案が。
僕もそこにこだわりがあるわけじゃないので採用。

そうです、「双生児」からのダジャレ。
彼らしい。

そこで当初のソーセージライブではお土産CDとして、オリジナル曲のデモ音源をプレゼントしていたんだけど、その為に作ったのが「nice to meet you」。
その時は確か、iPhoneの小さい画面でガレージバンドで録ったんじゃなかったかな。

バンド時代のお客さんに向けて、バンド解散しちゃったけどまたここから何卒よろしくお願いしますって気持ちから作った歌。
また、一平さんとも長い付き合いになったけど、またここからやっていこうやって歌。

はじめて会った時ってどんな印象だったかな。
それからどんな風に変化してったかな。
ずいぶんと会ってなかったけど、何やってたのかな。

そんなのを内包して、またここからはじめようか。
その上で今日は来てくれてありがとう。会えて良かった。って歌。

一曲通してパーカッションが入ってるけど、これはループ。つまり、4〜8小節ぐらいを録音して、それを繰り返し繋げている。
あまり大袈裟な起伏をつけなくてもいいかなぁと思ってそんな録り方をした。
打ち込みでもよかったんだけど、なんとなく寂しい気がして自分で叩いた。

実はアレンジはデモの時とほぼ一緒。
なんとなく過不足ない気がしたし、それ以上もあまり思い浮かばなかった。

あ、ブラス(ラッパ)の音は前より良くなったかも!
デモの時はうちにある子供用のキーボードに入ってるトランペットの音を使った。
キーボードについてるスピーカーにマイク立てて録ったからキーボードを押す時のカタカタした音も入ってたし、何より音がチープ。
それはそれで嫌いじゃなかったけど、今回は音源を使って打ち込みで。

(「スタンダップバニー」の時と同じ音。多分かなりたくさんの音色入ってるし、いろんな吹き方のやつを組み合わせるとめちゃくちゃ細かい表現ができるみたいなんだけど、今いちソフトの使い方がわかんなくて。要研究)

CDにする時に曲順をめちゃくちゃ悩んだんだけど、結果的にこの曲を最後にしてよかったなぁと思ってる。
「ここからまたはじめよう」ってメッセージもそうだし、後奏が長い感じもエンディングっぽい。

というわけで、これからもよろしくお願いします。
glad to see you!

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