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非効率の価値に気づく 2020/06/28

こんばんは!
今日は朝から大阪へ
仕事で出張してました

帰りの新幹線の中で
このnoteを書いています

静岡駅前にある
戸田書店が閉店します
今日はここから感じたことを書きますね

僕が感じたことは

人を省く方向の効率性は
つながりを減らす方向に
世界を動かすのではないか?

ということです

世界のつながりをなめらかにしたい
と思っている僕にとっては
由々しき事態です

世の中は
人の手を省くことで
効率的になっていきます

レジは
人が立たなくなり
無人化する

本は
本屋さんではなく
Amazonで買う

わからないことは
本を調べたり
人に聞くのではなく
Googleで検索する

時間を短縮できるので
便利ではありますが
人を介さずに成立してしまいます

この流れは
人と人とのつながりを分断します

ひとりでも生活できる
ということは
自立しているとも言えますが
もしも弱点があったら
それを克服しないと
先に進めません

でも
信頼できるつながりがあれば
弱点を克服しなくても
そのつながりの力を借りれば
お互いの強みを活かして
お互いの弱点を消すことができます

人を省く効率化を追求した結果
人はひとりで自立しているかのように
感じられるようになりました

個の時代という表現は
集団に所属することより
自分でやりたいことをやることが
いいことだというような表現だと
思っています

僕は
個の時代は
非効率を排除した結果できた
孤立の時代
と同じことだと思っています

そもそも
人がひとりでできることなんて
ほとんどなくて
誰かの恩恵のおかげで
今生活できているんです

なので
これからの時代は
個の時代ではなく
つながりを取り戻す時代だと
思っていて
そのために
何気ない雑談
とても大切だと思っています

そう思ったきっかけは
去年のクリスマスに
コルクラボのイベントで
佐渡島さんとの対談の最中に
言われた一言

「何かどうでもいい話をしてみてください」

この一言に
僕は凍りつき
全く言葉が出ませんでした

僕はそれまで
話をする時には
相手に価値のある情報を提供しないと
無駄な会話になる
という価値観だったので

意味のない雑談に
意味を見いだせなかったのです

しかし今は
雑談こそ
その人の価値観がわかる
絶好のチャンスだとさえ
思っています

非効率だと思われていた
人との雑談は
実は
省いてはいけない
つながりのために
とても大切な要素なのでは
ないでしょうか

効率を追求するのではなく
つながりを追求するなら
効率的な会話よりも
非効率的な雑談に
その答えがあるかもしれませんね

さて
戸田書店をはじめ
大きな本屋さんは
Amazonをライバルと
考えてしまいがちですが
それでは
効率最優先の価値観の世界で
戦うことになので
ネットのAmazonには勝てません

リアルの本屋さんに行く
という価値を
本の販売に求めてはいけないわけです

リアルには
リアルの価値
人と人とのつながりの価値
があればいいんです

そこに行けば
楽しい

そこに行けば
誰かに会える

そこに行けば
つながれる

そんな非効率の中に
本屋さんがある
という形があったら
また違った結果になったのかも
しれません

本屋が
本だけを効率的に売る時代は
とっくに終わっていたのです

本屋に
つながりの価値を加えて
形にした本屋さんのお話が
こちらの本に書いてあります▼

これからの
「経済性とつながり」
を考えるのに
とても参考になりそうです

最近読んだこの本▲
僕の「経済」に対する価値観への
影響が凄すぎて
ものすごく揺さぶられています

もちろんポジティブな意味で

さて
僕のクリニックは
7年目をどう迎えるか

何ができるだろうと考えると
ワクワクしてきました!

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