2の3乗

2の3乗 1.1

なめらかな世界

どんな人にも「すぐそばに信頼できるつながりがある社会」が実現していたら、それが、僕の目指している「なめらかな世界」です

なめらかな世界では、あらゆることがなめらかです。

なめらかな世界では、情報もなめらかに伝わります。信頼できるつながりの中で情報交換ができるので、たくさんの情報や選択肢に惑わされることなく、行動や決断ができます。

なめらかな世界では、人の成長や挑戦もなめらかです。成長したい、挑戦したいと思って、何かをしようとした時に、信頼できるつながりがなくて、ひとりで何かをしようとすると、自分の弱点を克服しないと越えられない壁がやってきます。しかし、信頼できるつながりがあれば、その壁を超えるハシゴを持った人たちが周りにいるので、自分の弱点を信頼できるつながりの中で克服して、自分は長所を活かして成長・挑戦できます。

これから、なめらかな世界を作っていくために、なめらかな世界になった方がいい!という仲間と、着実に一歩ずつ進んでいきます。
そのために大事なことが、人と人とのつながり、です。

人と人とのつながり

人は、自分ひとりでたくさんの人に接しているんだけど、結局は1対1で対応しているんだな、と感じています。

ここ数年、僕の周りの環境は、僕の周りのなめらかな人たちのおかげで、なめらかな方向へ激変しています。
本当にありがたい限りです。

僕が「やってみたい!」と思ったことは、周りのみなさんのおかげで達成することができています。ここ数年で「はじめる」ことはだいぶできているな、という実感があります。
次のステップは「つづける」ことと「ひろがる」ことかな、と思っています。つづけたり、ひろげる時に大事なことが「つながる」ことなんだろうな、と思っています。

今までいろんなことをはじめてみて気づいたことは、こんなことです。
みんなで何かをやろう!という時、実際にはみんなで何かをしているんだけど、結局はひとりひとりの頑張りで達成できています。
なので、人と人とのつながりは、ひとりひとりのつながりの結果、つまり(1+1)の積み重ね、(1+1)×(1+1)×(1+1)…でできている、という結論に今は至っています。したがって、人と人のつながりを数式で表現すると、

(1+1)のn乗=2のn乗(n=つながりの回数)

と言えるのではないか、ということです。なので、これからは1対1の関係、2のn乗の関係をさらに重視していく方向性に、僕自身が変わっていきます。
僕の作りたい、なめらかな世界が、はじまって、つづいて、ひろがるために。

友人の幸せが、自分の幸せになる

僕は人から「他者目線が強いですね」と言われたことがあります。これは、自分のことよりもまず周りの人を優先する、という姿勢が強い、という意味だと解釈していますが、なぜ僕が周りの人・友人を優先しているか、ということにはちゃんとした根拠があります。

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」という本に、こんなことが書いてあります。

直接つながっている人が幸福だと、本人も約15%幸福になる。
友人の友人だと、約10%
友人の友人の友人だと、約6%
友人の友人の友人の友人まで行くと効果はない。
1万ドル(2009年時点)を余計にもらっても、人が幸福になるチャンスは、2%しか増えない。
稼ぎを増やすよりも、幸福な友人を持つ方が、幸福になれる見通しが立ちやすい。

というわけで、僕は、自分の幸せのためにも、周りの人(友人の友人の友人まで)の幸せを追求していきます。

参考図書

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

・僕のなめらかの原点
WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~

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