素直に話を聞ける関係性を作るには? 2020/02/27

嘘は真実の影

昨日、Amazonプライムでこの映画を観ました。
この映画から、僕が気づいた学びは

人には他の人にはわからない背景をそれぞれ持っているので、その人の発する言葉や表現で全てがわかるわけではない。でももっとその人のことを知ろうとしたらまずは話をしっかり聞く必要がある

です。

劇中で「嘘は真実の影」という言葉が出てきます。僕は嘘をつくことはありませんが、言葉の表現として言わなくてもいいことは言いません。それがその人にとっての優しさとして受け取られるなら。逆に、言った方がその人にとって優しいと思ったら言います。
発した言葉にどんな意図があったかを、全て聞いていくことはないかもしれないのですが、もっと丁寧に会話した方がいいな、と思いました。

基本的に僕は話を聞くスタイルの方が安定していると自分で思ってはいますが、自分がしゃべりたいと思う時がたまにあったりします。そういう場面がどこでやってくるのは今すぐに思い出せませんが、これからそういう場面に遭遇したら、しっかりと自分の感情に向き合いたいと思います。

話を聞くつながりでふとこのことを思い出しました。

「EBMとNBM」

EBMとは、evidence-based medicine, 根拠に基づく医療。
NBMとは、narrative-based medicine, 物語医療。

ざっくりで表現すると、こういう治療方法がいい、という実験結果が出てるから、あなたにはこの治療方法が正しい、という医療がEBM。
あなたの今までのことやこれからのことを聞くと、こういう治療方法が良さそう、という医療がNBM。
どちらがいいという話ではなく、どっちも大事です。

僕は、今までEBM最優先派でした。こういうデータが出てるんだら、こう治療した方がいいでしょ、と思っていたわけです。

でも

人はそれぞれに表現しない事情が隠れている

ので、まずはその人の物語をしっかり聞いて、それならこの治療方法だよね、と寄り添える関係性を作っていけたらいいな、と思うようになった。

EBM最優先だった時は、自分の主張が正しいんだから、それに従えばいいじゃん、従わないなら知らないよ、的な空気を出していたと思います。

話を受け止めて、自分の正しさを脇に置いて、話を聞ける関係性を作る

まず自分から率先して聞く、という姿勢を保つことは大事だと思ったけど、どうすればこんな関係性が作れるのかは、これから考えていきます。

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