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宗門系私大の苦難と活路 ②(深掘りLIVE #35 文字起こし記事)

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深掘りLIVE #35 宗門系私大の苦難と活路 ②

深堀ライブの35個目、「宗門系私大の苦難と活路」。宗門系の私立大学の苦難と活路ということで、私の実体験も踏まえながら、宗門系の私立大学は独自の苦難を抱えているという話ですね。

活路はどこにあるのかという話も最後にはしていきたいんですけれども、前回、1回目の「宗門系私大の苦難と活路」ですね。これは結構だいぶ前にやったんですね。深堀ライブの15個目ということでやりました。

なぜかYouTubeで再生される宗門系

これが有料配信でポッドキャスト展開し始めてですね。それまでnote記事等にはあったんですけど、スタンドFMにもあったんですが、そこではあまり注目されずに、ポッドキャスト展開したところ特にYouTubeで再生数がダントツに伸びましたね。230再生。これまで配信したもののうちの2番目につきました。

一番再生数多かったのは「派閥政治は末路を迎えるのか」という、自民党の派閥について。今ちょうどアップトゥデートな話題ですので、政治ネタが意外とYouTubeでは再生されるんですが、そんな中で大学ネタはいまいち振るわない中で、この「宗門系私大の苦難と活路」がダントツで再生されるという。

独自の困難を抱える宗門系

これはなぜか。それだけ危ないネタだということなんですが、そうなんですが、私とりあえず今フリーな立場ですので、差し支えない範囲でというか、だいぶ差し支えはあるんですけれども、いろいろと。やっぱり独自の困難を抱えてるので、ここを解決しないと真面目に潰れていくしぐちゃぐちゃになっていくだろうと思うので、少し深掘り続けたいと思うんですね。

前回お話した内容は、前回のやつを聞いたり見たりしていただければいいと思うんですが、一応これ少し価格高めに設定してポッドキャスト配信してるんですが、有料エピソードとしてね。購入者はおりませんが、途中までは皆さん興味があって聞かれるということのようです。

口は出すけど金は出さない

今日お話ししたいのは、少し、例えば、口は出すけど金は出さない。そういう宗門系多いんですね。

それからもう一つは、建学の精神の具現化ということをよく口にされるんですね。建学の精神の具現化ということはよく口にされるんだけれども、ずっとそればかり口にして、いつまでたっても具現化されない。それはなぜかという問題。

それからもう一つは、金出さないということと関連して、意外となぜか、なぜかその宗門関係者はその宗門系の大学を自分のものだと思っている節があるんですね。専有意識が結構強いという問題があるんですが、それはなぜかということなどを軸にしながら、あとちょっと関連する論点あるんですけれども、思いつくままにね、ちょっと今日はお話していこうかなと。

きわめて強い専有意識

私なりに体験を踏まえながら、こういうことがきっとあるから、建学の精神は具現化、具現化とお題目のように唱えるけれども、いつまでたっても具現化、具体化できない。そのわけですね。それからとにかく口は出すけれども、専有意識が強いこととも関連してなんですが、口は出すけれどもなぜか金は出さない。金に対しても専有意識が強いんですね。

ということで、あんまり大学にお金は出さないわけだし、実際にどこまで役に立っているのかっていうところもあるわけですが、またこれ怒られてしまうんですが、ただ建学の精神はそこから始まっているということだけで、口は挟むと。口挟むだけじゃなくていろいろ蠢くわけですよね。そういった部分も含めてちょっとお話していこうかなと思っています。口は出すけど金は出さない。

いつまでも具現化できない建学の精神

どこからいきますかね。建学の精神の具現化からいきましょうかね。建学の精神を、要するにお題目で唱えててもしょうがないので、それを具現化しなきゃいけないんだっていうことをしきりに言われるわけです。私が関わった大学でも、同じ宗門系で集まりがあったときに、その研修会のテーマは、私が学長やってる間、毎回、毎年「建学の精神の具現化、具体化」だったんですね。

もうその大学が始まって何十年も経ってるわけで、もうそんなものは当初から具現化できてなければ困るわけですが、なぜこの期に及んで建学の精神の具現化を言わなきゃいけないのかっていうこと自体が、私にとってはもう根本的な疑問だったので、毎年、具現化、具現化って言ってますけれども、具現化って何ですかっていうことで、だいぶそういう議論も吹っかけたりしたので、そういうことも含めて疎まれるんでしょうが、私なんかはね。


建学の精神が具現化できない理由

結局、何なんだと、建学の精神の具現化は。これは実際、私は私でそういう大学に関わってしまったので。都合25年間ですか、2つの大学で。四半世紀。人生のかなりの部分を宗門系の私立大学で過ごしたわけで、それについて、なんで関わっちゃったかなって思いも率直になくはないんですが。これはこれでね、日本の私立大学の現実だったりするので、これはもう関わっちゃった以上は何とかするしかないと思って、私は私なりに建学の精神の具現化をするわけですね。

無い知恵を絞って、いろんな人にいろんなことを聞きながら建学の精神の具現化をするわけですが、それについても、結局、具現化するたびに口を挟まれるわけですよね。いや、それは違うというような感じ。あるいは、そこまで言わないにしても、面白くないと。なんとなく面白くないと。まあ、いろんなエピソードは実はあるんですが、ここでは具体的なエピソードは省いて、おそらく一言で言うと、面白くないんだと思うんですよね。

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