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元政治学者の どこ吹く風 《定期購読》

大丈夫か?日本の政治!なぜ日本ではまともなリーダーが育たないのか。本当の問題はなんなのか。日本という特殊な国の権力構造の謎に迫る。〜アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表…
なんでこうなるの?日本の政治は本当に大丈夫? 理不尽さの理由はどこにあるのか。誰にも聞けない誰にも…
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2023年6月の記事一覧

そして、解散風は吹き続ける。1993年、2009年、そして2025年へ。【元政治学者のどこ吹く風】

1993年から16年後の2009年。そして2009年から16年後の2025年。 日本の政権交代は16年サイクルで起きるのかもしれない。 1993年に何があったか。2009年に何があったか。ご存知の方は、この記事を読む必要はないのかもしれない。 今年の秋口までは間違いなく解散風が吹き続けるのだろう。だが、次の総選挙はほぼ間違いなく2025年の夏以降になる。そして、これには根拠がある。 2009年8月30日のブログ記事だが、2025年の話をする前に、まずは過去記事の解説か

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サロンオーナーではなく、サロンリーダーでもなく、サロンコラボレーターにしたわけ

私が note をちゃんとはじめたのが、2023年1月29日。 それから70日も経たずして、noteを舞台にしたオンラインサロン(メンバーシップ)を立ち上げた。 私にとって note とは、オンラインサロンの舞台だ。 私がコラボレーターをつとめるオンラインサロンの概要と立ち上げの経緯については、下の記事に書いた。 オンラインサロンでの私の立ち位置は、サロンオーナーではなく、サロンリーダーでもなく、コラボレーターだ。 コラボレーターとは?オンラインサロンの概要に、こう

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『言語の本質』〔本〕人

ことばとはなにか。 1990年代以降の言語学は、構文論と意味論の世界に明け暮れた。 抽象的な記号論の世界は、私にとってはまさに「記号から記号へのメリーゴーランド」であった。 この30年間で機械学習の世界が格段に進化した。 機械学習の進化という必要不可欠なプロセスを経て、ようやくたどり着いた。それが「記号接地問題」である。 機械学習の進化によって、あらためて「言語とはなにか」が問われるようになったのだ。 本書は、「言語と身体の関わり」を考えることで、ヒトの「言語習得」

『次世代の希望はどこにあるか? SNS・大学・人生、そして人類』 articles magazine【2023.vol.1】-2023.4.

stand.fmでこの記事について語りました。合わせてお聴きください。 『次世代の希望はどこにあるか?』【2023.vol.1】発刊!articles magazine -2023.4.【2023.vol.1】 『次世代の希望はどこにあるか? SNS・大学・人生、そして人類』 ☟ご購入はこちら☟ 【2023.vol.1】には、以下の記事がすべて含まれています。 有料記事 私の人生を振り返りました。 日本の音大についての連載をはじめています。 『泣いた赤おに』のこん

すべてのことばは断片である

繁っては散っていく言の葉。散っては積もっていく言の葉。 すべての言葉は断片である。だから、ぜんぶ読もうとしなくていい。 なにより、ぜんぶ読むのは不可能だ。 すべての言葉が自分にしっくりくるとは限らない。当たり前の話だ。 言葉という記号。 ことばという記号には《接地感覚》というものがある。 ことばは抽象的で多義的な記号である。

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Solo Camp から Camp@Usへ

2021年の卒業式が、私にとって大学の学長としての最後の卒業式となった。 あいにくのコロナ禍で、対面での卒業式は学科別に行われたため、学長式辞は、大学ホームページ上にメッセージを掲載する形となった。 以下は、その学長メッセージからの引用である。 2021年の学長メッセージ

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異端のススメ 〜普通であることの難しさ

私がとある国立大学の助手だった時代に、ある講演会を企画することになった。その際に候補となったタイトルがこれだ。 このタイトルは講演者の発案だった。私には違和感しかなかった。 普通であることの難しさ? 議論してわかったことだが、その講演者はどうやら自分こそが「普通」だと主張したかったらしい。 だが、私から見てその人はいわゆる世間的な「普通」とはまったく違う個性の持ち主であった。 こんなに魅力的で個性的な人でも「普通」であることにこだわるのか。 私にとっては、意外な驚

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KY と 察するちから のあいだ

最近はめっきり聞かなくなったKY。KYとは、空気が読めない(Kuuki ga Yomenai)の略語だ。もう20年近く前に流行った言葉だ。 空気ってなんだ? それは読むものなのか? 危険予知としてのKYじつは建築業界では、KY活動というのがあるらしい。 KYとは危険予知(Kiken Yochi)のイニシャルだそうだ。 どうやら、空気が読めないのは、日本社会ではかなり危険なことだったようだ。みんな空気を読むことで危険を予知していたらしいのだ。 日本の社会、集団に独特のこ

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解散風はなぜ吹くのか? 【元政治学者のどこ吹く風】

国会では解散風が吹き荒れたようだ。 台風一過、収まった気配もあるが、秋に向けて戦々恐々は続くのだろう。 いろいろな報道があったが、いまのところNHK政治マガジンのこの記事が、ほぼ正確なところを伝えているように思う。 火の無いところに煙はたたない。煙をたたせたのは、間違いなく岸田総理の周辺だ。 岸田、麻生、茂木。この3人が間違いなく今の政権中枢だ。 広島サミットあたりから解散の可能性が現実味を帯びてきた。 6月13日夜の記者会見。私もその日のニュースで見た。 明白に

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radio #4 『言語の本質』を語る!言語学と語用論とコミュニケーション!音大一学科最善説!

メンバーシップに加入すると全編(26:43)を視聴することができます。

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脳の進化史① 二足歩行からAIまで

人類の脳の進化史を、外部脳の進化の歴史と合わせて整理しておきたい。 脳の進化史において、人類脳はAI脳を生み出すために存在した。 あるいは、AI脳を生み出すまでのつなぎに過ぎなかった。 そうした妄想的仮説のもと、多少強引に整理してみたい。 以上を通史的に整理しておくことが目的である。 はじめに 〜脳とはなにか?

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とも       #2/253704

とも (友、朋、共)類は友を呼ぶ あの人たちみんなおんなじ方向に歩いていくね。 ああ、喫煙所だろ。宴も酣だっていうのに。 なんか雰囲気似てるね。 類は友を呼ぶ。アルコールはタールを呼ぶ。 蛸の共食い あんなに仲よかったのにどうしちゃったの。 似たもの同士だからね。 ほんとだ。だんだんタコに見えてきた。 蛸の共食い。蛸は食えるがタコは食えない。 死なば諸共

ヒトもイヌもしつけちゃいけない モデルベース学習のススメ

しつけ(躾)について考えてみたい。 しつけとは?もともとは、裁縫の「仕付け」からきている。まっすぐに「本縫い」ができるよう「仮縫い」することをいう。 「子どもや犬のしつけ」で検索すると、たくさんの情報が出てくる。 しつけに不可欠なのがサンクションだ。 サンクションには肯定と否定の両面がある。 いわゆる、アメとムチ(飴と鞭)である。 承認・賞賛をおこなうのが肯定的サンクション。制裁・処罰をおこなうのが否定的サンクションである。 アメを与えたり、ムチを与えたりしながら、