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ガバナンス崩壊?! 日本の私立大学 《定期購読》

大丈夫か?日本の私立大学!〜元学長の体験的大学論。 本当は何が問題なのか。25年間の私立大学経験、足かけ12年の2つの私立大学での学長経験から、日本の私立大学が抱える困難と課題を…
なんでこうなるの?日本の私立大学は本当に大丈夫? 理不尽さの理由はどこにあるのか。誰にも聞けない誰…
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2023年3月の記事一覧

三ねんねたろう  絵本の思い出1

いくつかのバージョンがあるらしいが、私が読んだのは、1967年ポプラ社発行のものだ。私は1963年生まれだが、幼稚園児の頃に近所の児童館で、何度も何度も読んだ記憶がある。 ただ寝ているのではない。怠け者にみえても、世のため人のためにいろいろ考えているのだ。そして、最後には世の役に立つことを成し遂げるのだ。

「日本の音大」に未来はあるか? 序章

2010年に音大の学長に就任して以来、いつか書かなくてはならないとずっと思い続けてきた。ようやく落ち着いた時間を取り戻したので、今回こそは着手する。これもnoteの効用である。 もう一つのきっかけは、「音大崩壊」という本の出版である。 「音大の生き残り」がようやく世間の関心事になってきた。だが、私の経験からいって、本書が提言する処方箋だけでは到底「日本の音大」を救うことはできない。 ということで、ようやく重い腰をあげて、【連載】日本の音大に未来はあるか? を書きはじめる

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クラシック音楽の二つの意味 〜 日本の音大に未来はあるか? 第1章

【連載】日本の音大に未来はあるか? この記事が2本目の記事となります。第1章にあたります。 全体は、「序章+13章」の全14章(14本の記事)から構成される予定です。 全体の序章にあたる記事をまず最初にお読みください。すぐ下のリンクから読むことができます(有料記事)。 【執筆済】 序章 「日本の音大」に未来はあるか? 第1章 クラシック音楽の二つの意味(☜この記事) 第4章 「日本の音大」の歴史的起源 クラシック音楽の二つの意味そもそもクラシックという言葉には二つの意

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泣いた赤おに  絵本の思い出2

いろんな版の絵本があるようだが、おすすめしたいのは原文に忠実な偕成社の1993年版だ。私が読んだのは、たぶん偕成社の1965年版だった。幼稚園児の頃に近所の児童館で何度も何度も何度も読んだ。 最近はオペラとしても上演されているようだが、残念ながら私は見ていない。 だれもが知っている話だと思う。 あらすじを紹介しておきたい。以下、「」はすべて原作からの引用である。 そのおには、「おにの子どもが、いたずらをして」「小石をぽんと投げつけようとも」「にっこり笑って見てい」るよ

「日本の音楽大学に未来はあるか」とChatGPTに聞いてみた -閑話休題-

いま流行りのChatGPTを使ってみた。ChatGPTとは、AI(人工知能)を使ったチャットボットだ。Web上で、メールアドレスと電話番号でサインアップすれば無料で利用できる。 ChatGPTくんの回答 さっそく、 と聞いてみた。ChatGPTくんのAIによる回答はこうだ。

チャボくんも筆の誤り⁉️ 「東京藝術大学の前身である東京音楽学校に邦楽科が設置されたのはいつですか?」 と聞いたらChatGPTが回答を誤って謝った話 

ちょっと調べ事をしていたら、チャボくん(ChatGPTのこと。私が勝手に「AIチャットボット」を略して「チャボくん」と呼んでいる)が誤った情報を回答してくれました。 しかもかなり頑固に抵抗してくれたので、参考までに記事にしておきます。音楽大学関係者には、質問した内容にも関心があるかと思います。 こういうこともあるので、AIをそのまま鵜呑みにしてはいけないということですね。やっぱり人工知能まかせではダメで、人間知能もまだまだ頑張らないといけないということです。 結果的には