翼一妻の詩(36)

もしも 私に どこにでも行ける翼があったなら
何でも叶える魔法の杖があったなら
私は 私を生み出した力のところへ飛んでいきたいです
そして
「私が あなたの確かな導きを
     しかと受け止められますように」と祈ります
 
それから
私は 私の奥へ奥へ飛んでいきます
魔法の杖で
「愛そのもの」と描きます
私をして「愛そのものとして下さい」と願います
叡智に導かれた愛です

私は
私をして「共に生きる人に最高に添った
      心と生き方をさせて下さい」と願います
手の動きをスッと添ってくれる着物の袖のようにです

それから私の翼は
いつも傍らの翼と共にいます
翼を大きく広げるのも
翼を寄せて休むのも
いつも 喜んで 傍らの翼と一緒です

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