悲しみに心から寄り添う一私に起きた劇的変化

私は近年、感性、ウェルビーイング、道徳教育等について多くの論文を書いてきたが、9月の一時期体調を崩し、理解されない事の悲しさ、痛みやつらさを痛感し、これまで他人の悲しみに対して自分事として痛切に共苦・共感し、弱さや悲しみに心から寄り添ってこなかったことを骨身に沁みて痛感し反省した。LGBT当事者や様々な事情や理由で理解されない人たちにも思いを馳せ、どのように寄り添うべきかについて深く考えさせられた。如何に私自身の思いが皮相なものであったか!
 これまでの左右の観念的、イデオロギー的対立の既成概念の殻を打破して、弱さや悲しみに心から寄り添う新たな自分に生まれ変わりたい。本noteをお読みいただいている読者は、体調を崩す前と後で私の関心事、テーマ、問題意識が変化してきていることに気づいておられるであろう。
 特に「四則和算」に関する論考以降、私が書いていることや問題意識に戸惑われ、理解しづらくなったと感じておられる方も多いのではないか。左右の分断や対立を乗り越える新たな問題意識を暗中模索している過渡期の未熟さ故である。令和5年9月は第二の髙橋史朗が誕生した年月である。9月30日に開催した髙橋史朗塾はその大きな転機となるものだった。
 10月2日のnoteに続き、塾生たちの感想文を紹介したい。

「2年生の学級で、算数の市販テストを行った。その中に『水そうから1リットルの水を汲くみます。使えるますは、4dl,3dl、1dl』です。あなたなら、どんなくみ方をしますか」という問題があった。これは、四則和算の切算、同算につながる面白い問いだと思い、テストを集めた後にも、複数のやり方をタブレットで提出させた。四則和算が学習指導要領に導入されるは難しいので画と思ったが、以前”集合”が導入された時のように、可能なことに思えた」「四則和算。まさしく算数の概念が崩れました。実生活との結びつきが多いので、私のような理系アレルギーからしてもイメージしやすいものでした。また、この四則和算による世界平和とは都はどのようなものかとても興味がわきました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?