【その１０】わが家の夏休み

まだ夏は終わっていないけれど薬局の短い夏休みも終わってしまったのでもう総括しちゃう。

息子はもうすぐ２歳半ですが、産まれたぐらいからちょうど仕事が忙しくなってお盆や年末年始も休みがとれなくて。
夜もいないしなんなら日曜日も薬局にこもったりしていて、初めての子育てで疲れ切っていた妻とも会話が少なかったりして。

その頃は仕事にすべてを懸ける時期だったのですが、家族に対する心残りがずっとあって。
今までは一年の目標が仕事のことばかりでヒマさえあれば仕事を増やしていたけれど、今年の目標は「家族の時間を持つこと」でした。

休みの日でも仕事のことで頭がいっぱいで、楽しく家族で過ごす時間なんて自営業にはないのかなとちょっと諦めていたのですが。３連休なんて年に数回もなかったしね。
でも去年からスタッフがひとり増え、ふたり増え、今月に入ってまたひとり増え…と、少しずつ肩の荷を降ろせるようになって。

春先くらいから、家族で何しよう、どこに行こう、なんてことを考えられるようになりました。
そんな今年の夏のできごと。

地元の盆踊りに行く

浴衣を着る元気はなかった

コロナぶりに薬局や自宅にほど近い町内会の盆踊りがありました。
人がたくさんいてすごいなぁと。
息子は大きい音が苦手ですぐに無の境地に達してしまったので早々に退散してしまったけれど、いい思い出になりました。
行って思ったのは、この４年の間に知り合いがたくさん増えていて、あっちには患者さん、こっちにはよく一緒に仕事をする他職種の方、近隣の施設のスタッフさんや入居者さんなどなど、地元で生きていってる実感が湧いて嬉しかったです。

おさるのジョージカフェに行く

写真を撮っているぼくが一番盛り上がってましたけどね

キュリアスジョージという小さい頃に誰しも見たことある絵本のアニメを最近息子が見るらしく、
ちなみにうちの妻は知らなかったそうで、えっ、ジョージ知らないってウソだろ…？１歳差だぜ…？と話していたら期間限定でおさるのジョージカフェがやってるって聞いたので行ってきたんですよ。
予約の段階でもうウソみたいにサーバーがパンパンで全然ページ開けなくて、めっちゃ苦労して予約しただけにもうテンションが最高潮だったんですよ、ぼく。だってあんなに予約取れないんだから。

アニメはひたすら無表情で見るわたしですがさすがにかわいい世界観でほっこりでしたね。そこに映る息子と妻。息子は横にあったソフトクリームの模型のほうがテンション上がってましたけどね。
物販で爆買いしたかったけど止められてしまいました。しかし家に帰って冷静に振り返るとそんな妻の判断は正しかったのであった。
ずっと気になってるけど登場人物で「黄色い帽子のおじさん」っているけどなんで名前教えてくれないのだろうか。シャツとかも黄色いから「黄色いおじさん」のほうが絶対いいと思う。

軽井沢に旅行に行く

ほっこりが過ぎる

昨年末の段階で絶対に夏休みには旅行に行くと心に決め、半ばギャンブルで２泊３日の旅行を予約していたんです。
わが家にとって３連休はめったになく、息子も保育園に通うようになり家族でゆっくり過ごす時間がなくて。
だから３日間は息子のために過ごそうと思って。

ほっこりが過ぎる

軽井沢と関係ない遊具で遊んだり、空気が入ったフワフワのやつでパパがはしゃぎすぎて顔から血が出たりもしましたが、楽しく過ごしました。

この後息子はギャン泣きでほっこりとはいかず

夕食中に息子が長時間の着座に耐えられなくて途中までしか食べられず、まあこれもいい思い出だな、と思ったまま部屋に戻ったところ、宿の方が残りの食事を詰めて部屋に持ってきてくれました。本当やさしい。お金を貯めてまた来たい。

今までは休み中もどこかしらで仕事がよぎって余暇を楽しめなかったけど、今年の夏休みは仕事のことを忘れてのんびりできました。昼からお酒飲んじゃったりして。
それもこれも一緒に働いてくれるスタッフの皆さんがいてくれるからこそ。
ひとりじゃこうやってありふれた家族の休みを過ごすこともできなかったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
出かけたことよりもそれができる今の状況があることが何よりも嬉しい夏休みでした。おしまい