設計に関する48章『た』単純は複雑にまさる

『た』単純は複雑にまさる
副題:単純な機構で確実な作動
機械設計の場合の検討としては
1)部品点数が少ない
2)作りやすい(加工しやすい)
3)組み立てやすい
結果として、QCDEが一番良いと言うことになる。
よく言われる、SIMPLE IS BEST である。
計画する場合は、目標達成のために、機構、構成、など検討するが必ず複数案を検討
しQCDEが一番良い物を採用する。
建設機械の場合、働く機械であり、Gマークでも機能美と言う視点でも評価される。
弊社でも以前Gマークを取得したU375と言う低車高の高所作業車があった。
何をアピールするかを明確にして開発すべきである。
建築の場合は、一般的な場合は、収支が良い構造を検討する場合と、デザイン性を
最優先とし価格よりデザイン性を重視する場合があると思う。
それは、やはり、その物件の目的によって変わると思う、例えば、東京オリンピッックの
陸上競技場などは、費用対効果からの発想ではなく、デザイン性重視の設計だと思う。
それでも、デザイン変更し価格を多少抑えた。
物づくりが進化すれば、多少断面が複雑でも座屈に強い基本断面とすれば、軽量で
高揚程で作業半径が取れるブームが成立する。
生産技術の研究テーマとして、物づくり革新を是非図って欲しいと思う。

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