設計に関する48章『え』縁の下は力持たせ

『え』縁の下は力持たせ
副題:ベースの剛性を高めよ
操作レバーの土台の剛性をしっかり確保せよと書かれている。
取り付け面の板厚も必要であり、操作レバー自体の剛性も必要である。
フィンガー操作レバーもあるが、ショベルで使われる様な長いレバーもある。
操作方式によって、荷重条件を変えて設計する必要が出てくる。
ジョイスティックと呼ばれる操作レバーでレバーガードがある場合はフィンガー操作となるのでレバー先端に加わる荷重を設定する。
レバーガードが無い場合はレバーを握っての操作を想定するのでレバー先端に体重が加わることを考慮する。
多分、ショベルのレバーも体重が加わることを想定して設計されるのだろうと考える。
それが荷重条件となり、レバー強度、操作装置の内部構造の強度、取り付け部の強度も決まってくる。
試験でも荷重を付加し耐久試験を実施する。
建物の基礎も重要であり、地震を考慮して、基礎重量、建物重量、擁壁からの水平荷重を考慮して杭に加わる荷重を計算することになる。
新耐震基準など、災害からの経験から基準を更新する場合もあるのだと思う。
建築会社によっては建築基準に対して10%強度を多く設計していることを売りにしているぐらいである。
機械設計も建築設計も土台はしっかりと言うことは同じである。

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