設計に関する48章『す』すんだことにも宝の山

設計に関する48章
『す』すんだことにも宝の山
副題:信頼性情報を得るには
設計の手法はどんどん変化しており、信頼性工学、タグチメソッドなどを駆使する。
また、機能品などは内部構造の使用部品の耐久強度などを計算し最弱部を見極めるなど設計全体に網掛けして計画する。
試験も市場の使われ方を調査する。
昔はカウンタでカウントするなどで負荷条件を決めていた。
今では、車両の使用状況調査もインターネットに接続して操作回数、負荷情報などを取得
出来るので、色々な分析に使われる。
世の中に製品を出した後、不具合が発生すれば、その車両のログを取得すれば、どのように使われたかも取得出来るので、製品開発時の負荷条件との比較をし対策方法を検討することが出来る。
トヨタでは、不具合発生すると、真因追求『なぜ、なぜ展開』を実施する。
それで、発生原因を明確にし再発防止までを標準化に落とし込む。
なので、済んだことにも宝の山なのである。
標準化は、不具合事例、設計検討標準、試験標準、部品によってはQC工程表まで、再構築する。
今後、同じ不具合を起こさせないために、有効である。
また、成功事例としては、製品自体の年数がたてば、問題ない部品は成功事例として考えて良い。その時の検討資料も紐付け出来るように整番管理をしておけば良い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?