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社会人2年目のぼくが鹿児島県知事選挙に関わるわけ

ぼくとSNSで繋がっている方はご存知かと思いますが、ここ最近、鹿児島県知事選に立候補しているいとう祐一郎さんの近くに居させて頂いています。つい先日は県内を巡る遊説にも同行させてもらい、1日中いとうさんと一緒にいました。まあ、簡単に言うと、いとうさんを応援している立場です。

でも、正直な話、この記事でいとうさんを応援しよう!なんて言うつもりはそんなにないです。
選挙に関わるようになって、見えてきたこと、感じたこと、たくさんあります。ぼくが今回の県知事選に関わることに何か意味があるとしたら、それはなんだろう?を考えてみたので、ちゃんと残したいなと思い、書いてみます。

この記事は、選挙に全く興味のない若者とか、なんとなく気にはなってるけど誰がいいんだろう?みたいな若者に届いたらいいなあ。

選挙は他人事でしかない

前の県知事選のとき、ぼくは福岡で真面目に大学生をしていました。ちょうど鹿児島で学生団体を立ち上げていた時なので、それなりに鹿児島の情報には敏感になっていましたが、県知事が変わっても、「あー、知事が変わるんだなー」くらいにしか思わない、いわゆる「政治なんてよく分からない」タイプの若者。

鹿児島に帰ってきてからも、政治になんて興味が湧くはずもなく、正直今回の県知事選も6月になってやっと気付きました。笑

今回、選挙に関わるようになって、一つ気づいたことがあります。それは、若者が選挙に興味がないのはしょうがないということ。

若者の選挙離れみたいなニュアンスの言葉は、よく聞きます。
ぼくもその「若者」の一人なので、この言葉を聞くたびに「悪いのは若者なんだ」と一方的に押し付けられているような悲しさを覚えつつ、「いやいやじゃあもっと興味持てるように工夫してくれよ」というような逆ギレ的な憤りも心の中にありました。笑

でも、冷静になって考えると、「若者」は誰が県知事になっても生活が変わらないので、正直なところ、誰でもいいんですよ。今回のマニフェストも全員分読みましたが、選挙権を持つ18歳〜29歳くらいを対象にした政策なんて、当たり障りのないことしかみんな書いてないわけです。それで選挙に行ったって、誰から褒められるわけでもないし。

この方のツイートをお借りすると、楽しくもないんです。「おれ達が正しい!」のぶつかり合いのようにも見える選挙は、きっとぼくたちには少し違和感かもしれない。(参加しといてなんだけど。)

きっかけは、ふとしたメッセージから。

ぼくは背伸びをする癖があります。
背伸びをし続けた結果、鹿児島でめっちゃ尊敬している一人の方に、

今度伊藤さんと対談するから観においでよ

というお誘いを受け、基本的に予定が無ければイエスマンのくうがは悠々と自宅から徒歩40秒の対談会場に向かいました。

「伊藤さんと話せたらラッキー、自慢したろ」という下心満々で対談を聞いていました。
変な話、伊藤さんが嫌われているとかも知らなかったです。嫌われているとかもどうでもいいレベルで政治には興味なかったので。笑

そんな中、ぼくが普段から関わらせていただいている30代、40代の大人たちはみんな焦ってました。みんな口々に言うんです、「このままじゃ鹿児島はやばい」って。なぜやばいのか、それはなんとなくぼくにも分かりました。たぶん新型コロナのせいです。(それが無くても県政運営がかなりやばかったらしい。)

世界中がめちゃくちゃになって、Twitterで全国の首長さんがよく出ているのを見ながら、「人々の生活を守ることができるのは、政治なんだ」ってなんとなく思いました。(もちろん、自分の命は自分で守ることが大前提だと思ってます)

県知事は変わらないといけない。たぶんそれは本当で、例えば同じ知事が通って、この4年間と同じように次の4年間をしてたら、そりゃやばいですよね。世界は変わっているし、ぼくたちの生活も変わったのに、鹿児島県を引っ張るリーダーが変わらなかったら、どう考えても上手くいかなさそう。そういう意味でも変わらないといけないと思うんです。

ぼくたちは、この4年間を引き継がないといけない

ぼくはまだ社会人2年目で、未熟者にも程がありますが、光栄にも6/25に行われた伊藤さんの出陣式で、同じステージに立たせて頂きました。それも人生最大の超大役。出陣式最後のプログラムのガンバローコール。20代がやるなんて前代未聞らしい。笑

その時に、めっちゃ考えました。
ぼくが出陣式で立つことに、どんな意味があるのだろう、と。

今回の選挙、ぼくの周りでは、「若者が選挙に行かない」という声はほとんど聞かなくなりました。それって、もしかしたら、若者が選挙に行かないことなんてどうでもいいくらい、次の4年間の県知事を選ぶことは重要だっていうメッセージかもしれない。

(あくまでも僕の考えですが)そうだとしたら、ぼくたち若者もちゃんと目を向けなきゃいけないし、ちゃんと投票しないといけない。ちゃんと自分で見て考えて選んで、投票用紙に名前を書かないといけない。

そして、この4年間を引き継がないといけない。

引き継ぐと書いたけど、4年後に誰かが県知事になろうとか、そういうのじゃないです。

新型コロナでめちゃくちゃになった世界が、次の4年間でどうなるのかをしっかりと見届けないといけないんです。リーダーシップを持った人が鹿児島を引っ張る姿を目に焼き付けないといけないんです。きっといつかぼくたちの順番が来るじゃないですか。その時に、ちゃんと鹿児島という地域を引き継ぐために、今から県知事選を、県知事というリーダーシップを見届けたいんです。

とことん迷いましょう。そして最後は自分で考えて決めましょう。

選挙に関わって、強く感じたことの一つに、17日間めっちゃ短いな!というのがあります。立候補者にとっても、選ぶ側にとっても。

とはいえ、この17日間で誰に投票するか決めないといけない。圧倒的に情報を得る時間が足りない気しかしないです。だから、ギリギリまで迷いましょう。そして、最後は自分で考えて決めましょう。結果、「〇〇さんが応援しているから」でもいいと思っています。最終的に無記名投票でもいいと思いっています。でも、鹿児島の若者がちゃんと見ていることを世の中に伝えたいんです。ぼくの周りの学生も若手の社会人も、みんな将来のこと、未来のこと、鹿児島のことを考えてるじゃないですか。その想い、そのまま選挙にぶつけましょう。

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