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Mental Deep Zone

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この「Mental Deep Zone」は、私、梅津貴陽が、人間について深く深く見詰め、学び研鑽し辿り着いた、「人間の本質」について、書き記していくものです。「人の思考」「人の行…
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2021年9月の記事一覧

人間関係と世界平和実現のヒント

私は運動することが、好きではない。ハッキリ言うならば嫌いだ。若い頃は好きだったが、今ではそれが嘘のようにやりたくない。しかし、スポーツマンやトレーナーならばきっと、健康のために運動はした方が良いと私に言うだろう。しかもその内容は、私には余りにも過酷に感じるものの筈だ。しかし運動が健康に良いと私は分かっていても、運動する事を選択していない。この自らの選択の為に、健康を害す可能性があると知っていてもだ。 この事実を、歯磨きに置き換えて考えてみると、とても面白い事に気付いたのだ。食

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「中庸道」人間におけるTao

 この世は、いつも対立する2つの事象で悩み争ってしまうと私は感じている。例えばそれは「善悪」であったり、「正誤」、「上下」、「左右」であったりする。  私は永い期間、この対立する2つの考えの狭間で、悩み苦しんで来た。正解を求め苦しんで来たのだ。正解は2つのうちどちらかであり、それに正当性を見出そうとして来たのだ。しかしそれは、私に限ったことではない。個人は勿論、この世界全体で、もがき、いがみ合っているとしか思えない。 例えばそれは、ある注射が良いとか悪いとか、どちらの宗教が良

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パートナーや仲間の真実

 過日オリンピックも終わり、熱く応援された方も多いかと思います。その応援は、「同じ国」という仲間意識があったからこそ、熱くなれたのではないかと思うのです。 「仲間意識」「仲間が欲しい」「仲間は大事」。至極真っ当で、どこか温かい気持ちになれる言葉だと思います。しかし、その「仲間意識」の根底に潜む自分の本当の気持ちに、目を向けた事があるでしょうか?  実は、「仲間が欲しい」と、「ステキなパートナーが欲しい」も、その根底は同じなのです。私はこれに気が付いてしまったのです。今回は、こ

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「教育」と「人生」は同じ

多くの国において一般的に採用されている教育とは、いわゆる詰め込み型と言われる様な、暗記を主体としたものです。 その為その子どもの評価は、いかに暗記したかに基準があり、決してその子の特徴を踏まえたものではない事は、今更お伝えするまでもないでしょう。また運動面でも、優れている事が評価となり、これもまた、その子を本当の意味で見ているとはいえません。 しかし現在では、多くの現場でこの矛盾に気付き、様々な試みがなされている事は、とても喜ばしく感じていますが、まだまだ現状において、ま

あなたは本音で喋らない

 男の子が母親に憎まれ口をきいたり、女の子がなかなかぐずって納得しなかったりするという良くある光景の根底は、その子が、もっと自分に関わって欲しいと言うことなのである。この事は、当事者つまりその親子であるとなかなか見えてこないが、事例を持って説明されると良く分かるものだ。 私が今言いたいのは、言葉は、人のその時の感情をダイレクトに表現しないという事なのだ。もっと言えば、言葉は本音を語らないのだ。 だから、本来であれば単に「もっと構って欲しい」と言う本音の根底の想いを言えば良いの

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