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京大には、共に輝く仲間が待っている

「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(629)

 学校革命=スクールレボリューション(318)

〇2004年度、京大英作文の単語 
 命あるもの独特の peculiar to living things
   人工的な素材   artificial materials
   年月に磨かれて      as time goes by, their charm and beauty increases

「英検1級の塾講師」が、京都大学を受けたら何点とれるのか?

 京都大学を受験するのは、同年代の1%以下なので
「京大受験に関するブログなど書いても読者はいない」
 と、私の友人は言った。

 ところが、「受験生」ランキングの1位になった。ということは、受験する人は少なくとも、興味を持たれる方は多いということらしい。

 京都大学の英語は、伝統的に「和訳」「英作文」が大半であるため、自分本番で何点とれるのか予想難しい。ここ地元で最高峰は、名古屋大学です。

 その合格判定は、河合塾の「名大オープン」でも予想難しい。

1、模試の判定は、どれくらい信用できるのか?

 名大を志望する受験生の上位の子は、
「こったらに上位なら、京大に志望変更するべかな」
 と、心揺れ
「こったらに下位なら、ランクを下げないと危ない」
 と、心揺れる。

 東大や京大は、それより上がないし、絶対に志望校を下げない子も多い。それでも、和田秀樹さんの「新・受験技法」のデータによると、秋の「東大模試」の判定と実際の合否の関係は、以下のようになっています。

   A判定41%  B判定21% C判定21% D判定12% E判定5%

 本番の3ヶ月前の模試での予想がこれほど外れるのは、なしてだべ?文Ⅱ、文Ⅲに限ると、D判定、E判定の合格組が25%もいる。

 客観テストの東大でも、これほど外れる。和訳や英作文の合否の判定は、さらに難しい。

2、校内順位は、どれくらい信用できるのか?

 受験生、次に頼りにするのが「校内順位」だべ。
「去年は京大に13人合格したから、上位10番くらいなら大丈夫」
 というやつだ。

  地元の県立高校で最高峰の、四日市高校の京都大学の合格者は、東大・京大とも10人前後。でも、年度による変動が大きい。去年は東大・京大にそれぞれ20人合格してるから、40番くらいまでなら大丈夫」
 なんて、なまら言えない。

3、過去問の正解率は、どれくらい信用できるのか?

  そこで、過去問で何点くらいとれるのかを試してみることになる。ボーダーの65%を越えられるか確認する。ところが、ここで採点基準が分からないことに気づく。模範解答を見ても、和訳も英作文も客観テストのように○×をつけることができない。

 しかたがないので、学校の英語の先生に採点してもらう。しかし、高校の英語の教師は英検1級を持ってる人は5割程度。京大卒の先生でも、ボーダーが65%程度なので、その英語力で65%をめざす生徒の答案を採点できるわけがない。

4、予備校や塾講師は、どれくらい信用できるのか?
 私は現役の高校生の頃は
「教師や予備校講師は、京大の問題でも100点を取れるのだべ」
 と無邪気に信じてた。

 しかし、名古屋の7つの大規模予備校や塾で14年間英語講師をして現実を知った。英検1級を持った講師も、京大卒の講師もいなかった。
 それに、調査したら京大の総合得点のトップは8割ほどの正解率。100点など日本中どこを探してもいないのだ。英語のトップも8割程度だと判明した。つまり、赤本や青本の模範解答でも8割にいかないと予想された。

 Z会も8年間やって研究してみたけれど、採点官の学歴や資格が公開されていない。予備校講師の方は経歴を公開してるだけマシ。これは、私だけの意見ではない。一緒に模範解答をチェックしてたネィティブ講師も言ってた。
「コノエイゴ、チョットヘンネ」

「私の学校の英語の先生は、1級を持ってるから大丈夫」
 とか
「うちの教師は、京大卒だから信用してる」
 という言葉は、よく聞く。

 私は、英検1級や通訳ガイドの国家試験に合格してるけれど、受験英語で京大二次を受けたら6割くらいの正解率だった。ボーダーを越えない。それで、英語検定の教本のような解答を書いたら7割。

 バカバカしくなったので、アメリカで生活してた頃の普通の英語で書いたら8割を超えた。どったら解答を書くと、何点くらいになるのか7回も受けたら、分かってきた。

「こったらことなら、私添削した方がずっとマシ」

 そう思って、4年前から全国を対象に通信添削を始めることにした。勘違いして、地獄を見る受験生多いからだ。

                                        (高木繁美)

★当塾の医学部合格実績★
京大医学部医学科4名(2022, 2016, 2014, 2013)
阪大医学部医学科4名(2023-3名、2014)
名大医学部医学科2名(2018, 2013)
慶応医学部医学科2名(2019, 2018)

 

高木繁美。「高木教育センター」塾長。
 名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験を7回受けて出題傾向を調査。英語81%、数学70%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市で指導中。I always do my best. 指導を希望される方は、HPをご覧ください。

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