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京大から、世界を変えよう

「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(630)

 学校革命=スクールレボリューション(319)

〇2005年度、京大英作文の単語 
 疑う余地がない    there is no doubt that -
   学問の世界で     in the academic world
   男性中心の      male-dominated
   年功序列       seniority system
   出産         give birth to a child
   復職する       reenter the workplace
   毎食後の歯磨き    brush our teeth after each meal
   精神的な安定を保つ  keep a stable mind

「廃業に追い込まれていく塾のワケ」(土佐弁)

 30年も塾経営をしちゅーと、目の前でいくつもの塾が廃業していくがを目の当たりにした。子供もいたき、うちは倒れていく塾の経緯を研究しちょった。たとえば、よう保護者から

「自習室はあるか?」

 と尋ねられる。「落ちこぼれ」組の生徒の質問や。「お客様の声を聞く」という美名のもと、多うの塾が自習室を作った。もちろん、お金がかかるき月謝が上がる。やけんど、うちは作らざった。「浮きこぼれ」の子らぁが望んじゃあせんことを知っちょったきだ。

「5科目の指導をしてもらえるか?」

 という声もよう聞く。「落ちこぼれ」の生徒からよう出る。やけんど、考えてほしい。学校と違い、塾は週に2回らあ3回しか通わん。そこで、どうやって5科目の指導をするというがよ。全科目中途半端になる。

 5科目の先生を雇うて中途半端な指導を始める塾もあった。もちろん、人件費が莫大になり月謝が上がる。うちはその道はとらざった。毎月の月例テストを5科目にし、家庭学習中の質問を写メして送信してもらい5科目の質問に答えるようにした。

 経費をかけた塾の多うは、すでにない。存続しちゅー塾も「不良のたまり場」と呼ばれちゅー。逆に、うちの塾には地元の優秀な生徒が集中して集まってもらえた。こがな田舎の個人塾ながに、ほぼ毎年「京大」「阪大」「名大」に合格者がでる。

 「落ちこぼれ」はいつもほたえる。ほんじゃあきに、大けな声に惑わされて塾経営者の方たちは「生徒の声」だと勘違いする。一方、「浮きこぼれ」の優秀な子らぁは常に静かで声をやらん。やけんど、サイレント・マジョリティの声を聞かん経営者は淘汰の憂き目をみるのだ。

 こりゃ、日本のマスコミを見ゆーとよう分かる。ざんじデモらあの暴力に訴える左翼の声が大きいき、それを「国民の声」として報道する。ところが、現実はそうなっちゃあせん。左翼を支持するがは、日本人の2割ばあしかおらんのだ。

 あとの8割は黙って推移を観察しちゅー。そがな大多数の声に耳を傾けんき中学生からでさえ

「マスゴミの言うことは信用できん」

 言われてしまい、テレビや新聞を信用せんなるがよ。「落ちこぼれ」組はごくどうやき、成績が上がらん。すると、

「あの塾はいかん」

 と自習室や5科目の講師を用意した塾を簡単にやめていく。そがな塾は経費に圧迫されて消えていった。ワガママな人を相手にすると、夜逃げや首吊りに追い込まれる。まともな人を相手にせんと命取りになりかねんのだ。

 やき、どの塾も予備校も高校も大学も「マジメで素行がよう、成績優秀な生徒」の確保に必死になる。学校だけではのう、企業も同じことや。アホな若者に来られたら倒産してしまう。

 優秀な人材の確保は死活問題ながや。

 では、どうしたら優秀な人材に来てもらえるがか。既に書いた。「落ちこぼれ」の大けな声ではのう、「浮きこぼれ」の静かな声に耳を傾けることや。観察することや。たとえば、うちは

「学校の先生は質問すると、ざんじ逃げる」

 という静かな声を聞いた。ほんじゃあきにこそ、学校のように5科目指導の先生を用意せずに家庭学習中の質問にメールやファイルで答えるようにした。

「塾の先生は、うちより英語がヘタかも」

 という声を聞いた。ほんじゃあきに、英検1級をとって生徒に安心してもろうた。

「あの予備校の先生、Cランク大卒で信用できん」

 という声を聞いた。ほんじゃあきに、自分で京大を7回受けて成績開示をした。

 そがな真摯な声に耳を傾けんで、豪華な自習室を作り、学力の低い講師を用意しても廃業に追い込まれるだけなのだ。もちろん、少子化や不況も関係しちゅーが厳しい経営環境の中でも生き残る塾はある。

 エール出版の合格体験記は「東大」「京大」のものが売れる。そりゃ、大多数の生徒が

「どいたら成績を上げることができるか」

  知りたいきだ。つまり、上位層の勉強のマネをしようとするわけや。お陰で、四日市高校や津高校、あるいは東大や京大が定員割れなど起こらん。塾や予備校も同じことで、上位層に選ばれる塾や予備校だと

「あんな優秀な子が選ぶがやき間違いないろう」

 ということで評価が上がる。建物がきれいだとか、自習室があるきといって選ぶわけじゃない。いかん大学ばあ

「うちは食堂がきれいや」

 といった学業と関係のない点で生徒を集めようとする。「下町ロケット」の中小企業や、今や巨大企業になったマイクロソフトを見たら

「すべては人次第」

 という原則が分かるはずだ。武田信玄の昔から

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
 

「テレビで有名タレントがCMやっちゅーき、あの塾に行く」

そがな生徒には来てほしゅうない。合格実績も上がらんし、退塾率が高いし、経営が不安定になる。備品の破壊や月謝の踏み倒しも多いがじゃ。素行が良うない生徒は塾が倒産する第一歩や。


★当塾の医学部合格実績★
京大医学部医学科4名(2022, 2016, 2014, 2013)
阪大医学部医学科4名(2023-3名、2014)
名大医学部医学科2名(2018, 2013)
慶応医学部医学科2名(2019, 2018)

 

高木繁美。「高木教育センター」塾長。
 名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験を7回受けて出題傾向を調査。英語81%、数学70%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市で指導中。I always do my best. 指導を希望される方は、HPをご覧ください。

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