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「朝課外」って、何?

九州の高校で続く「朝課外」 記事に反響、宮崎県でも廃止の動き

毎日新聞

 九州の多くの高校で続く「朝課外(あさかがい)」について、昨年、宮崎県の高校生が見直しを求めていることを記事にしたところ、県議会で取り上げられ、廃止を決める学校が出てきた。他県では定期テストと一緒にやめた高校もあり、朝課外のあり方を見直す動きが少しずつ広がっている。【一宮俊介】


 私は現役の頃から日本の学校の異常性に嫌気がさしていた。三重県には「朝課外」はなかったが、部活は事実上の「夕方課外」扱い。法律には何も書いてないのに強制だった。今も中学校では強制だ。部活には「朝練」というものがあって早朝から暗くなるまで学校に縛り付ける日本の学校は世界的な基準でいうと異常としか言いようがない。


 私の教えていたアメリカのローガン中学校では「朝課外」も「朝練」も「部活」も何もなかった。午後2時半になったら学校は消灯で真っ暗。誰もいなかった。学校は生活の一部であって、帰宅後はボーススカウトや教会活動やみんな思い思いの生活をしていた。それこそが自由、多様性の尊重というものだと思う。


 日本社会は口だけ「多様性の尊重」と言いながら、実際は異常に同調圧力が強くてみんなが同じでないと気が済まない人が多すぎる。こんな社会ではオリジナリティのある製品が生まれてくるわけがない。アメリカ社会からグーグル(Google)、アマゾン(Amazon)、フェイスブック(Facebook)、アップル(Apple)の4社が生まれてきたのは偶然ではない。


 日本の企業はモノマネで生きているだけの情けない状態。日本社会は生まれた時から同調圧力の中で育つ。そして、学校で徹底的に個性をつぶす。これでは自滅するしかない。もし、日本を再生させたいなら学校を変えなければならない。ブラック校則は全廃、ブラック部活は自由化、制服廃止。このくらいのことは即日実施してもらいたい。

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