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「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(225)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(225)


● 合格しない受験生の共通点①「戦う意識」がない

  大学受験においては、明確な「勝者」と「敗者」がいます。「他の受験生を蹴落としてでも、自分が勝つんだ」という意識が大切。

 ● 合格しない受験生の共通点②「優先順位」がない

  戦う意識が合っても、実現する手段を間違えていると、結果は出ません。多いケースとしては「がむしゃらに参考書を解く」というケースです。本当は過去問だけで良いのにね。

 ● 合格しない受験生の共通点③「感謝の気持ち」がない 

 大事なことは「感謝の気持ち」だと考えています。「感謝の気持ち」のない受験生は、自分を客観視できていません。ふつうの高校生は、自分を18年間、食費を稼ぎ、教育費を稼いでくれた、親に対する感謝の気持ちがありません。先生が教えてくれても、「教えてくれてあたりまえ」だと思っています。

 一言でいうと「甘い」のです。私が I'm a fighter. と言うと必ず「共存共栄すべきではないですか!?」と反論を受ける。「蹴落とすなんてヒドイ」という主張ですね。私はめんどうくさいので、そういう人と議論をする気はありません。

 ただ、ハッキリしているのは「そのような人が受験で勝利する確率は極端に低い」という事実だけです。

  「文武両道」とか「部活と勉強の両立」と主張する人も相手にしません。一体、誰がそのような目標を立てたのか知りません。文武両道だから、武道を重んじた鎌倉時代から江戸時代の武士の時代でしょうか。

 実際には「文も武も身につかない」「部活も勉強も中途半端」という人が大多数です。何が優先するのか自分の頭で考えることが出来ずに、スローガンに酔っている。

 自分を育ててくれた親や、頑張って指導して下さる師に感謝の気持ちがあるとパワーが増します。そのパワーが合格を引き寄せてくれる。その事実を軽んじて「親ガチャに外れた」「あの先生の教え方が悪いから」と人を責めて自分を正当化する生徒が受験で成功する確率は低いのが現実。

 文句を言う暇があったら、改善の知恵を出さないと合格は永遠に手にできない。


高木繁美

 「高木教育センター」塾長。名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。

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