見出し画像

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(118)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(118)


【都立高入試】英語スピーキングテスト「採点内容は開示せず」など、募る不安と疑問

今年11月27日に初めて実施予定の東京都立高校入試の英語スピーキングテスト「ESAT-J」。申し込みが7月7日から始まります。テストの実施方法はすでに明らかになっていますが、「採点内容の開示はしない」「受験しなかった場合は他人の点数を参考に自分の点数が決まる」など、従来の「入試の原則」を大きく踏み外していることが分かってくるにつれて保護者、教員の間で困惑が広がっています。


 もはや、ムチャクチャである。「採点内容を開示しない」とは、適当にやろうが、忖度しようが、採点ミスがあろうが、何もチェックできないことを意味する。密室で合否が決まるが

「お前らは黙っておればよい!!」

 という高圧的な姿勢としか言いようがない。

 しかも、

「受験しないヤツは、他人の点数を参考に適当に点数をつけたる!!」

 とのこと。

 都教委は5月26日、教育委員会第8回定例会で、不受験者の扱いを公表した。それによると、不受験者の受験校で、英語学力検査の得点が同じである生徒が10人以上いる場合、それぞれのESAT-Jの結果(グレード)を点数化して平均値を出す。その平均値が当てはまるグレードを、不受験者のESAT-Jの結果とする。同じ得点の生徒が10人いなかった場合などのケースについても算出方法を提示した。


「入試の原則を踏み外している」どころの騒ぎではない。こんなムチャクチャな制度を保護者や教員に告げずに、一方的に決定して実施しようとしている。これでは、

「ベネッセからいくらもらったんだ?」

 という声が出てくるのは当然と言える。


 スピーキングが苦手な生徒は意図的に「病欠」すれば平均値の得点がもらえるのだから、ラッキーだよ。

 

 大人の都合で生徒を泣かせて良いのだろうか。日本は一応、民主主義の国のはずだ。いつから、北朝鮮の将軍様のような権力を文科省や教育委員会は持ってしまったんだ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?