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新境地「みさき」へ

きっかけは 突然だった。

今年9月、ふと前を通った寿司屋が目に入り店頭の看板を見ると大きく「ジョブチューンで取り上げられました」と書いてあった。5人のプロの料理人が合格か不合格かを判定する企画で、メニューを一新して挑んだその寿司屋はそこで番組史上最多の満場一致合格数を叩き出したと書いてあった。

いつかじゃない それは今だ!イマ!全部つかみたいよ。

そう思って迷わず入店したのが全ての始まりだった。今でも覚えている。最初に注文した本マグロ赤身の衝撃的美味さ。マグロ中落ちの圧倒的お得感。そしてある種の達成感。

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もう無理そうだ。これ以上がわからないよ。

それから“実家の方とかの高めの寿司屋”でマグロの赤身を食べたりしたけど、気持ちは変わらなかった。そこから小判の耳に向かってその寿司屋が美味いと言う生活が始まった。そしてすぐ小判もその寿司屋で同じ衝撃を受ける事になる。2人でライブで吹聴した。しかしすぐ後悔する事になった。

ボケッとしていたら 見落としてしまう色々(COLORS)。

ある時小判から「中野のその寿司屋はそんなでした!」と言うメッセージがきた。赤面した。後で分かったことだがたまたま行った店舗が当たりだっただけだった。そこからいろんな店舗を調べてランク付けした。以下がランク表。

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本題はここから。その寿司屋が最近生まれ変わったとの事で遅ればせながら今日行ってきた。思えば9月にメニューを一新して、2ヶ月後の11月にまたメニューを一新している。店内の「メニュー一新しました!」っていう旗が差しっぱなしでそのまま引き継がれていたのが印象的だった。そして一番驚きだったのは、ほぼ全品が値上がりしていたことだ。

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美味過ぎて安過ぎると言っていたマグロの中落ちは廃止されて別の名前でほぼ100円値上げで提供されていた。これらの事から言えるのは、僕や小判が享受していた衝撃の満足感は2ヶ月維持するのが限界くらいの超サービスの賜物だったと言う事だ。それと同時に激しく発信してきた事を誇る事ができた。

生まれ変わった結果全く別の寿司屋になった。僕と小判をはじめとするグルメ大久保、少食のヤス、大食漢イッペー、そして師傅が褒め称えた寿司屋はもうこの世から無くなった。でもその遺伝子は確実に受け継がれていると確信した。

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全部めちゃくちゃ美味しかった。本マグロ赤身はサイズ感こそ大人しくなったが、味は本物。大トロと中トロの中間と言わしめる剥き身の上質な脂。会計時、以前の3割増くらいに感じたが、この値段で食べれる事が幸運だと思って今は噛み締めるしかない。なぜならサービスの限界に挑む事がその寿司屋の遺伝子なのだから。

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