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ラジオへのお問い合わせ「あの水、どうする?」

今日は、トミーとタカがお送りしているインターネットラジオ局からお送りしたいと思います。

TOMY お手紙来てますね。

TAKA 来てるね。なかなかデリケートなテーマだね。

TO そうだね。何人かの方から同じような内容が来てます。総じて「あのお水、流しちゃだめっていうけど、じゃあどうしたらいいの?」という感じですね。

TA うん。これ、日常会話の中ではあまり出てこないけど、メールは殺到したね。

TO 本当は気になっているんだろうね。そして、口に出してもなーという思いもあるのかもしれないね。

TA なるほど。途方もないとか、自分たちの手に負えないとか、そういう気持ちかな。

TO かもね。あとは、ほら、最近、見張られてる感みたいなものを持ちがちっていうのもあるんじゃない?ネット、監視されてる?とか、下手なこと言ったら炎上する?とか。そういう気持ちになりやすいというか。

TA ああ。それはあるかもね。だから、この人たちに聞けば何か言ってくれるかも、という人の元には、問い合わせが集まるのかな。

TO そうかもしれない。で、TAKAはどう思うの?この件。

TA ああ。そうね。英語だとこういう時「モラトリアム」とか言うよね。「よくわかないうちは、止めておこう」っていう時に、モラトリアムという言葉を使う。たとえば「遺伝子をいじりたい!政府、認めて!」とかいう提案が出た時に「その決断、今はしちゃだめでしょう」という意見を出したい時に「モラトリアム期間を設けるべき」という形で意見を出したりする。

TO 日本語だと、決断を保留にする期間を設けるとか、猶予を作るとか、動いていこうとしているものを一時停止にするとか、そういう意味になるかな。

TA 特に、やってしまったら後戻りできなくなるようなこととか、研究が十分になされていないこととか、合意がしっかり取れていない物事については、イエスかノーかだけじゃなく「僕はどっちとも言えないな」と言える空気は大事だよね。

TO 何かを強引に押し切る、という行為自体を暴力的に感じたり「自分たちの存在を無視して進めている感じがする」という気持ちにさせたりするよね。

TA あと、進める側に焦りも感じる。既成概念化しちゃいたい。後戻りできない状況にしちゃいたい、みたいな。これは、辺野古に基地を作ろうとか、上関に原発を作ろうとか、六ケ所村の再処理事業を進めちゃおうというときにも感じたことだけど。

TO ああそうだ。こういう強引な形でことを進める目的の一つに「民衆のテンションを下げる」「政治に関わる気持ちを削ぐ」ということがあったりもする。今回がそうというよりも、そういう政治の進め方のテクニックがあるということね。
なんか、暗い話になってきたけど「で?保留にするだけなの?いつまで保留にしたらいいの?」という話があるよね。それについてはどう?

TA ああ。これはもうね、俺はちょっとスピがかったことも言っちゃうけど、科学が本当の意味で進歩するまで保留、がいいと思っている。

TO スピがかってるってどういうこと?

TA 今、とくにああいう水を流すとかいうことについて、言ってみれば原発推進派みたいな人たちの意見しか聴いてないと思うんだよね。本当は、色んなアイデアが出てると思う。色々な研究者から。そういう声を排除していると思う。実際、そういう声をよく聴く。「政府に提案書を出したけど無視されている」という声。
大学教授レベルでも、学会レベルでも、声を届けてもスルーされる。こういうことが、原発を動かそうという頃からずっと続いている。これって、純粋な科学とは言えないと思うんだよね。非常に歪んでいる。
そして、放射性物質は、いってみれば研究するために許可がいる。だから、その許可すらもらえない人の中に、すごく斬新で面白い研究をしたい人もいると思うんだ。でも今は、ある程度政府に迎合したスタンスを持っている人じゃないと研究ができない。または、研究めいたことをしようとしても十分な予算をもらえない。経済的サポートを得にくい。
こういった状況が変わって、放射性物質とどう向き合っていくかについて、もっと民主的に意見交換できたり、色んな人が研究に関われる状況をつくるまで、保留にしておいてほしいという感じかな。

TO なるほどね。それってスピリチュアルとどう関係あるのか、まで言える?

TA うん。隠し事をすること、相手の意見ではなく人格への攻撃をすること、嘘をつくこと、だますこと、そういうことをやめようとしていくことだよね。それは、ある意味で霊性を高めあっていくこと、お互いの精神を尊重し合うことだと思うんだ。そういう姿勢と、そこから生まれる関係性に期待したい。そこから生まれる文化というか、学問というか、科学というか。信頼、尊重、理解、助け合い、そういう関係性を育もうとしながら、お互いの研究を高めあっていったら、今とは違う答えが出てくるんじゃないだろうか、という気持ちがある。

TO なるほど。それは、怪しまれる意見だな。

TA そう思うんだ。だから、あんまり言いたくない意見でもある。でも、切実に「じゃあどうしたらいいんだ?」と聞かれたら、それくらいハラの底にある本音を出さないと失礼かなと思って、今日はここまで言ってみたよ。

TO OK。じゃあまた話そう。

TA そうだね。この話はずっと続くことだから。またね!

お読みいただきどうもありがとうございます。