浸水したルアーから水を抜いてみる
はじめに
この間の相模湖釣行でおろしたハンドメイドクランクを投げていると、なかなか浮いてこない事案が発生。これはもしやと思い、帰宅後に重量を測ると、3gほど増えていました。はい、浸水です。乾かせばなんとかなるだろうと浴室乾燥に入れたり天日に干したりするものの、乾くどころか全く重量が変わらなかったため、手術に踏み切ることにしました。
原因はどこだ
浸水ということですから、穴を塞げばいいのです。私のルアーはウェイトが見えるような仕様にしているので、そこから入ってきている可能性は高いです。いくつかルアーも作ってきて、慣れが出てきてコーティングが甘くなってしまったことが原因でしょう。
中に入っている水を出さないことには解決しません。2週間ほどいろいろと手を尽くしましたが、いよいよ穴を開けることになりそうです。
穴あけ
水を排出する用の穴と、空気を循環させる用の穴を開けます。ドライヤーを当てると内部の空気が膨張し、排出用の穴から水が出てくる寸法です。
写真のように、2箇所にドリルで穴を開けてドライヤーを当てると水が排出されました。元の重さを忘れてしまっていたため、念には念を入れてシリカゲルと一緒にジップロックに入れて1週間ほど放置。重さの変化がほとんどなくなったら乾燥終了です。シリカゲルのおかげで1gくらいはさらに減ります。
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空いた穴はたまたま手元にあったウッドパテで塞いでエポキシで蓋をするようにコーティングしました。ひとまずこれで安心です。
終わりに
クランクのように潜るタイプのルアーはそれなりに水圧がかかるため、少しの隙間でも水はすぐに入ってきます。トップウォーターのように水圧がかからないルアーでも毛細管現象で水が入ってくるので隙間はルアーの大敵だと言えます。
隙間が生じた原因としてはルアーにパーツをつける際に、しっかりとエポキシでコーティングできていなかったことが原因と思われます。特にリップ、ワイヤーが飛び出しているところは盛り込むくらいにエポキシを塗布すれば安心だと思われます。例を挙げると最近購入したplotzluteさんのBoxerを見てみると、これでもか、というくらいにエポキシが盛り込んであります。
以上、浸水のリカバリーと考察でした。これからもその点に気をつけてルアー製作を進めたいと思います。
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