小宮山 峰史

bitFlyer Blockchain CTO。仮想通貨交換業もさることながから、現在はブロックチェーンのポテンシャルこそが世の中を変えると思っています。インターネット以来の情報革命のその中心にいたいと思います https://blockchain.bitflyer.com

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      bitFlyer Blockchain のメンバーがお届けする公式ブログ。「ブロックチェーンで世界を簡単に。」をミッションに、情報革命により社会や生活に先進性や利便性をもたらす明るい未来の実現を目指します。世界を変えていく、そのリアルタイムの日々をお届けします。  bitFlyer Blockchain 公式HP:https://blockchain.bitflyer.com/

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    パンダでもわかる miyabi(3)スマートコントラクト

     やるやる詐欺で前回パート2を書いてからもう半年たってしまった。申し訳ない。その間に miyabi の露出もだいぶ進んだと思う。  うれしいことに何人かの読者のかたからパート3を待っています、という言葉をいただいた。これも miyabi のユニークさが開発者の興味をそそるからだろう。  さて遅くなってしまったが、miyabi の機能の中で私が一番好きな部分、スマートコントラクトについて説明しよう。  スマートコントラクト全体について語るのではなく、私が最も好きな部分に、そし

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      • アフターコロナ時代に世界を革命する技術

         時代は変わってしまった。いや変わる瞬間を目の当たりにしている。  プライバシーや自由より、命を守るために国家による抑圧を受け入れる、そういう世界観がやってくる。それを受け入れるかどうか、コロナを前に日本人はその選択を迫られるのであろう。  しかしこのような二元論的な考え方は思考停止のようなものだろう。このような時にルールを書き換えて世界を革命できるのがテクノロジーの力である。  外に出ることもままならなく少しストレスがちなので、今日は思いっきり夢の世界を語ってみよう。

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        • ワイブロに向き合ってちょっと疲れたのでドヤブロしたいと思います

           キノコと土管でワイブロの重要性を訴えたとおり、我々は日々ワイブロを考えてはお客様に提案している。  しかしながらワイブロは難しいのだ。ブロックチェーンというもの抽象的で、顧客のメリットに直結しずらい。だから顧客メリットを出すには一つ二つひねることで、抽象的なブロックチェーンを具体的な何かに変換しなければならない。  ところが逆説的に、それを行うには顧客側の業務知識が必要となる。しかも一般的な業務知識ではなく、その顧客に特化したことまで考えなければならないのがつらい。  

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          • パンダでもわかる miyabi(2)トランザクション詳細

             前回・・・といってももう3か月前になる。この記事自体は3か月前に書いてあったのだが、諸事情があり公開が遅れた。もはや本気でmiyabiを売る気があるのかと疑われてもしょうがない、と反省しよう。  今年はmiyabiをどんどん表に出していきたい。なんといっても我々のブロックチェーンに対する想いが詰まった製品だ。今後の展開に期待してほしい!(自分を追い込んでみる)  早速だが2月4日に miyabi のセミナーを行うので興味のある方はぜひ参加していただけると嬉しいです。申し込み

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            星空の暗号

             来年のことを言うと鬼が笑うという。では10年先のことを語るとどうなってしまうのだろうか?  私は技術者の立場として、夢ばっかり語るのは好きではないのだが、2019年も終わることだし、たまには妄想を広げるのも許されるだろう。  というわけで今回は今後10年、ブロックチェーンにおいて重要になると思う技術的な課題を語ってみたいと思う。ビジネスとしての展望は加納が語ってくれるだろう(丸投げ)。  これは前世紀の初めにヒルベルトという数学者が、今後100年の数学が取り組むべき23の

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            キノコと土管で考えるワイブロ(Why Blockchain)

             それってブロックチェーンじゃなくてもいいですよね?  我々が最も恐れているセリフだ。同時に最も真剣に考えている問題でもある。「Why Blockchain」と呼んでいるこの問題はこの業界では誰でも苦労しているらしく、こないだ LayerX さんに遊びに行った時も「ああ、ワイブロですね、難しいですよね」と、いともかわいい愛称で呼んでいた。  ワイブロ(気に入ったのでこれからはこう呼ぶ)に対してはいくつも回答があるのだが、今回はキノコと土管の話をしてみたい。 キノコ商会と

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            スタートアップと特許の関係

             当社の特許でお世話になっている 大谷先生の記事 が公開されていたので読んでみた。当社の特許のことに触れておりちょっとうれしかった。  しかし、なにより改めて特許という制度のありがたさ、当社の特許のすごさを思い知ったので、少し話してみたいと思う。 存在証明特許 さて この特許 が大谷先生の記事でも紹介されていた特許だ。発明の正式なタイトルは「存在証明装置、存在証明方法、及びそのためのプログラム」などとなっているが、長いので「存在証明」と呼ぶことにしよう。  この特許はトラ

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            量子コンピューターは無限の計算能力を手に入れるか?

             Google の量子コンピュータの超越性の記事をきっかけにブロックチェーンや仮想通貨の安全性の話に飛び火し、ビットコインの価格が大きく動いた。現時点ではまだまだ実用段階ではないということは、すでにいろいろなところで語りつくされているだろう。  しかし量子コンピュータと暗号については私は前々から思っていることがあった。いい機会なのでそれを語ってみたい。今回は物理学的な考察が入っている。なのでいつにもまして眉唾で読んでもらいたい。 地球の全情報を割りバシに刻む方法  地球

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            パンダでもわかる miyabi(1)データの扱い方

             ブロックチェーンは難解だ。そう思われていると思う。そもそも何に使えばいいかよくわかんないし、その動作原理ともなると技術者に放り投げてしまいたくなる。  それもそのはずだ。ブロックチェーンという言葉はビットコインから HyperLedger や miyabi などのプライベートチェーンまで、非常に幅広いものを指している。これはジェット機とモーターボートと車をすべて「内燃機関」でまとめているのと同じで、個々の動作原理はだいぶ違うのだ。  というわけで、今回は miyabi

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            きっと何者にもなれないお前たちに告ぐ

             せいぞーん せんりゃーく!!  再びタイトルで遊んで申し訳ない、またあまりにもマイナーなネタで申し訳ない。とりあえず申し訳ない。  さっそくだが先日 b.tokyo で当社の加納が bPassport について発表した。手前みそながらブロックチェーンの未来へのワクワク感を伝えることができたのではないかと鼻が高い。  しかし謎めいた bPassport という言葉といくつかのイメージだけでは消化不良を起こしているかもしれないので、この場を借りて少し深く紹介しようと思う。

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            コモディティ化する顧客基盤

             スタートアップにとって喉から手が出るほど欲しいもの、それはなんといっても顧客基盤だろう。どんなにいい製品を持っていても、どんなにいいサービスを行っていても、顧客がいなければ利益は生まれない。せっかくの製品が評価されることもない。  スタートアップじゃなくても、たいていの企業において顧客基盤は最重要な資産だ。その獲得のために多大な広告費を支払い、しのぎを削っているのが現状だろう。  今回はブロックチェーンの普及により、顧客基盤がコモディティ化していくという考察をしてみたい。

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            ブロックチェーンで異世界転生

             別にラノベを書こうというわけではない。我々とTOM、IIDで行っている実証実験のムービーを見て私のゲーム心が刺激され、ゲームとブロックチェーンについて考えていたことを書いてみようと思う。  まず宣言しておきたい。ゲームとブロックチェーンは非常に良く合うのである。これはブロックチェーンの信頼を生む力、そしてトークンを移動させる力、に起因している。それを説明していこう。 ゲームが終わると世界が終わる いわゆるオンラインゲームはもとより(私自身はDiabloにどっぷりはまった

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            GAFAの倒し方知ってるよ?

             最初に謝ります。タイトルでふざけ過ぎましたごめんなさい。  とはいっても今回はGAFAに関連することだ。少し遠回りになるが説明していきたい。  ブロックチェーンは社会を変革する力を持っていると思う。その一つの要素が「信頼」の源泉をシステム提供者からデータそのものに移管することだというのは前回書いたとおりだ。  でもこの能力は直接的に観測することが難しい。「お、このサービスは信頼の源泉がサイトじゃなくデータにあるんだな」などとわかりやすくはなるまい。  それはこの能力がマ

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            レゴで学ぶコンセンサスアルゴリズム

             昨日当社のイベントがあった。そこでビットフライヤーブロックチェーンのロゴ入りのレゴをノベルティとして配っていたので、それを見ていて思いつた小ネタを披露しようと思う。名付けて「レゴで学ぶコンセンサスアルゴリズム」  次の3つの種類のレゴブロックを考える。 1、ノード用のブロック 2、投票用のブロック 3、コミット用のブロック  左下の完成図のようにノード→投票→コミットの順にブロックを重ねるのが目的だ。  順番に説明しよう。 ノード用のブロック L字型のブロックで一つ一

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            ブロックチェーンというパラダイム

             前回の投稿に対してコメントを頂いた。曰く「それは公開鍵署名の特徴であって、ブロックチェーンの特徴ではないのでは?」というものだ。コメントにそのまま返信しようと思ったが長くなりそうなので一つのエントリーとして書くことにした。 パラダイムシフトとは? パラダイムシフトという言葉ある。トーマス・クーンが唱えた概念で、ある分野においてそれまでとそのあとで考え方や手法などがガラッと変わってしまう現象のことだ。  物理学ならニュートン力学や量子論、数学なら公理主義的な現代数学、プログ

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            「信頼」の源泉はどこにある?

             ブロックチェーンを使えば信頼できる/信頼されなければならないデータ(例えばお金)を扱うことができようになる。ブロックチェーンの魅力といえばまずこれがあげられるだろう。  「信頼」はブロックチェーンにおける根本的な価値であるが、その原理やしくみはなかなか理解されていないのではないだろうか?今回はブロックチェーンにおける「信頼」の仕組みについて考察してみたい。  まずブロックチェーンにおける「信頼」は単純な一つの原理で生まれるわけではなく、そこには3つのレベルがあると考えられ

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