SHIBUYA CITY FCで現役復帰を果たす理由
突然ですが、SHIBUYA CITY FC(2020までTOKYO CITY F.C.として活動)というクラブで、2021シーズンから現役復帰することをこの場にて報告させて頂きます。
【自己紹介】
まず、僕のことを知らない方の為に、簡単に自己紹介をすると、、、
2010年に東京学芸大学卒業後、当時JFLのFC町田ゼルビアに入団。その後、ファジアーノ岡山やザスパクサツ群馬などで合計9年間プレーし、2018年シーズンで現役を引退。
選手としての実績は、J2昇格2回、J3降格2回。通算214試合出場、41得点。
サッカー選手としての経験は、いいことも悪いことも含め、多くのことを学ばせてもらった9年間でした。
引退後は、株式会社リクルートキャリアに入社し、約2年間、新規の法人営業に従事。
簡単ではありますが、大学卒業後このようなキャリアを歩んできました。
【デュアルキャリア】
そして、今回の本題に入らせてもらいますが、現役復帰といっても、選手一本という形ではなく、選手兼営業という形でチームに関わっていきます。いわゆるデュアルキャリアです。
復帰理由などは後ほど詳細を書いていこうと思いますが、まずはこの決断を尊重してくれたリクルート、引退後2年も経っているにも関わらず選手としても受け入れてくれるCITY、そして家族。僕の周りにいる人達には感謝しかありません。本当にありがとうございます。
そして、CITYに関わる皆様、どうぞよろしくお願い致します。
まずは、なまり切った体に鞭を入れて、シーズン通して戦える体を作り、チームに貢献できるよう精進して参ります。
さて、ここからは、なぜSHIBUYA CITY FCにて現役復帰することにしたのかを書いていこうと思います。
【復帰を決めた理由】
■サッカーに対する思い
引退するタイミングで、ゆくゆくはサッカーに携わる仕事に就きたいと考えていたのですが、このタイミングで転職すると決意した一番のきっかけは、CITYの東京都1部昇格(J1から数えて“J7”に相当)です。
大学の同級生で株式会社TABIPPO (https://tabippo.net/)という会社の代表を務めている友人の紹介で、引退してから2年ほど関わらせてもらっていたのですが、現場やフロントの方のチームに対する想いや取り組みを近くで見ていて、いいチームだなと感じていました。
そんな中、チームの都リーグ1部への昇格が決まり、チームに関わる方々の笑顔や喜びの涙を見ていて、「やっぱりサッカーって最高だな」「また本気でサッカーに取り組む場所が欲しいな」と感じ、フロントとしてだけでなく、選手としても関わらせてもらう決断をしました。
この決断を下すに至った背景には、リクルートへの入社から少し時間が経ち、仕事面において結果が付いてくるようになってきたものの、改めてスポーツビジネスに携わりたいという思いが強くなっていたこともあります。
まだ営業マンとして半人前にすらなれていないレベルかもしれませんが、あえて厳しい環境に行くことで、ビジネスマンとしての成長速度も上げられるのではないか、また、改めてサッカーをやりたいと思った自分の気持ちに素直に生きたいと考え、現役に復帰する決断をしました。
■息子に対する思い
そして、今回の決断に大きく影響しているのが、息子に父親がサッカー選手だったという記憶を残しておいてもらいたいという想いです。
引退した時は
「もうサッカーを本気でやることはないな。選手としてはやり切った」
という思いが強くありました。
そして、息子にはサッカー選手ではなく、普通に就職して欲しいとも考えていました。
お世辞にもいい給料をもらって生活できていたわけではありませんし、引退後も苦労することが想像される。こんな思いを息子にはさせたくないと考えるのは自然な流れかなとも考えています。
しかし、引退後に、職場やそれ以外の多くの場で、サッカー選手としての経験にもっと自信を持っていいのでは?と言われる機会があり、改めて自分がどのようにサッカーに向き合ってきて、それがビジネスシーンでどのように活かされているのかを言語化してみました。
この言語化によって、人によって活かされる強みは違うとは思いますが、改めて選手としての経験は無駄ではなかったし、絶対に今後の人生に活かせるなと思えるようになりました。
もちろん、仕事をする上での最低限のベースは必要になるかとは思いますが。
誰でもなれるわけではない職業。
1万人に1人なれるかどうかの世界。
ただ、現状はセカンドキャリアに苦しむ人が多くいて、自分の息子にはなかなか勧められないのがサッカー選手としての現状。
これを誇りを持って息子に伝えられる。
息子が誇りを持って父親の職業を言える。
サッカー選手って最高の職業だと胸を張って勧められる。
これからサッカー選手のあり方は変化してくると思います。そんな新しい選手としてのあり方を体現しながら息子が誇りに思えるような父親を目指していきたいと考えています。
正直、この決断が正しいものなのかわかりません。
家族のことを考えたら、今の会社でやり切った後に転職した方がよかったのではないか、もう少し大きな企業で安定して収入を得られる企業で働いた方がいいのではないか。
このようなことは周りの方から言われることもありました。
自分でも、その方がよかったのではないかとも思う部分はあります。
だからこそ、今回のこの決断を後々正しい決断だったと思えるよう、サッカーも営業も全力で取り組み、結果にこだわって生活して行こうと思います。
※クラブの詳細はこちらの特設サイトから確認できます。
【今後について】
改めてにはなりますが、SHIBUYA CITY FCでは選手としてサッカーをやりつつ、メイン業務は営業としてパートナーセールスを行います。
これまで同様、無形商材の営業にはなるものの、提案できる商品(価値)は自分たちで企画して作っていくということで、仕事としての難易度は各段に上がります。
ただ、スポンサーとしてチームを応援してくださいという形だけでなく、パートナーとして、サッカーを通じて一緒に渋谷を盛り上げていける、お互いにとって相乗効果をうめる提案を考えていきたいなと思います。
また、昨年の9月に大学の同級生と2人でコミュニティを立ち上げたので、こっちも世の中に価値を感じてもらえるような場所にしていきたいと考えています。
以下、コミュニティ情報です。
<コミュニティ名>
CE+
<CE+の由来>
Connect(繋がり), Empathy(感情の共有),関わる人が豊かに、そして社会を豊かに(+)。そ れぞれの頭文字をとって『CE+』と命名。
<コミュニティのコンセプト>
『あなたの経験は、きっと誰かの価値になる。繋がり、共感し、豊かな人生に。そして、豊かな社会に。』
<設立の背景>
・ プロとして活躍するアスリートの価値を社会に届けたいと考えた
・ 活躍するビジネスマンの価値を顕在化させることは、この転職時代、人生 100 年時代に価値を生むのではないか
・ 各界で活躍する人同士、互いの価値を交換できる場所を作りたい。
・ 関わる方にとって少しでもプラスになる場にしたい。(ビジネスマンの取り組み方、アスリートの思考)
・ 社会の豊かさに貢献できる場にしたい
今後は、SHIBUYA CITY FCで働きつつ、このコミュニティを大きくしていきたいなと考えています。
今年は、自分にとって勝負の1年になります。
今の自分にできることは限られていますが、周りの優秀な方達からいい所を吸収しまくって、成長していけたらいいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、皆さん今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
P.S.
現在、チームでクラウドファウンディングもやっているので、ぜひ応援よろしくお願いします!
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