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言葉にできないが流れてきて

昨日、5月1日は父親の誕生日でした。
父は僕にとっての夢をくれた人です。

小さい頃、父親の旅の話を聞き、行ったことのない世界を想像して楽しんでいました。
死海で泳いだ話し、イスラム圏で収容された話し、アメリカの空港で一文無しになった話し。
あの頃は「行きたいけど僕には無理だな」的なかんじだったけど、やっぱりやっちゃいました。


普段、口にも態度にも出さないけど、やっぱり感謝しています。
思えば、人生で最初に影響を受けた人は父親です。

僕の最初の旅であるアメリカ横断は「To Be Original」というテーマを掲げていました。
Originalという言葉を辞書でひくと「起源」とも出てきます。
ならば僕の起源は父親です。
僕の中に確かに刻まれている父親のDNA大切にしながら、今日も少しずつ器を広げたいと思います。


僕の父親はてんかん持ちで、発作を起こし父親が救急車に運ばれるという事がありました。
救急隊員が来て応急処置をし、発作も落ち着き、タンカで運ばれるとき、僕を追うあの目が忘れられません。
合わない焦点で僕を見つめていました。

あの時父は何を思っていたのでしょう。
もうろうとする意識なのに、僕を探してくれてる姿に心打たれました。
僕はただ「大丈夫だよ」って微笑み返すことしかできませんでした。

あなたに会えて本当に良かった

かつて同じように父親に向けた文を書いていると、はからずして「言葉にできない」が流れてきたことがあります。
なんでこんな時に、泣ける曲NO1ソングが流れてくるかと思ったものです。

今なお思います。
あなたに息子として会えて本当に良かった。

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