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お花を好きになると。



街中にいれば、すぐにコンビニが見つかるように、
買いに行こうと思い立たなくても、
ふらりと立ち寄れるような、
そんなお花屋さんがたくさんあったらいいなぁ。

なんて思っていました。


そう思うことや、
お花について人と話すことが増えていくと、

自然とお花のほうから近づいて来てくれる、
そんな感覚があります。

とびきり素敵なお花屋さんを紹介してもらえたり、
お庭のお花を、お土産にしてもらえたり、
足を運ぶには少し遠い場所に咲く、お花の写真を送ってもらえたり、
見たことのない、心ときめくお花がお家にやってきてくれたりと、

日々の中に、お花と触れる機会が増えていきました。


とびきり素敵なお花屋さんは、
友人が惜しみなく教えてくれたけれど、
秘密にしたくなってもおかしくないような、絵本から出て来たようなお店でした。

野に咲いているように売られていて、
そこにあるのがとても自然で、お花も無理していないように見えます。


お庭のお花という粋なプレゼントは、
嬉しくもあり、憧れるサプライズでした。
手土産にさり気なく、けれど人の表情を明るくしてくれる、真似したくなる計らいです。


写真を送ってもらえることも、
いつかは行きたいなぁと思いながらも、
彼女の目線だからこそ見ることの出来る、お花の表情を楽しませてもらっています。
お花は撮ってもらっていることを知っているのか、彼女のレンズに応えているように見えます。


自分にとって今まで見たことのない、
初めましてのお花たちは、
ずっと探していたものを見つけられたような、
そんなときめきをプレゼントしてくれます。


ふらりと立ち寄れるような、
そんなお花屋さんがたくさんあったら。

そう思っていたけれど、
違う形で日々の中にそっと寄り添うようにして、
近づいて来てくれていたのです。


お花に限らず、生活の中にはそういう存在で溢れているのだと思います。



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